医師の絶対数の不足とは? わかりやすく解説

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医師の絶対数の不足

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 14:59 UTC 版)

医師不足」の記事における「医師の絶対数の不足」の解説

日本国内における医師の数は2005年現在、約29万人と言われている。この数値は、人口千人あたりでみると、OECD加盟国平均以下であり、OECD平均比較する医師数の絶対数大きく不足している。 OECDデータによる人口当たりの医学部養成数(卒業生)では、日本OECD諸国で最低レベルであり、厚生労働省などでの医師需給に関する議論では触れられない日本で最も人口あたりの医師数が多い京都府でも、人口千人あたり2.7人で、OECD加盟国平均3.0人に達しておらず、最も少ないのは埼玉県で、人口千人あたり1.5人である。しかも日本場合就業実態を問うことなく医師免許所有者をすべて医師数に含めており、実際に医療フル従事しているのは、213000にすぎない。 この数値人口千人あたりでみると、OECD諸国68位の大韓民国(これとは別に韓医者がいる)や69位のクウェート人口都市集中国土の9割以上が人口希薄地帯なので医師都市集中地方不在でも問題ない、また隣国サウジアラビア医療を受けに行くという選択肢がある)と同水準になってしまう。 また女性医師増えてはいるものの、結婚出産子育てなどと医療との両立させる環境整ってない場合多く結果として臨床現場復帰できずに家庭入ってしまうケースもあり、現場出ている医師数の減少拍車を掛けている。 よく、医師自体増えているといわれるが、長年に続く医学部定員抑制結果微増してるのは44歳上の医師と、医師免許をもってるだけで医療行為はしていない退職した医者であり、若手医師はまった増えていないのが現状である。

※この「医師の絶対数の不足」の解説は、「医師不足」の解説の一部です。
「医師の絶対数の不足」を含む「医師不足」の記事については、「医師不足」の概要を参照ください。

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