北部院区とは? わかりやすく解説

北部院区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 16:34 UTC 版)

国立故宮博物院」の記事における「北部院区」の解説

台湾国立故宮博物院は、台北市北部士林区にあり、付近に高級住宅街広がっている。この博物院には中華民国政府台湾へ撤退する際に国立北平故宮博物院から精選して運び出され美術品が主に展示されており、その数が合計6件冊。(台北運ばれ旧故博物院の文物は、器物46,100点書画5,526点、図書文献545,797点で、国立中博物院の文物は、器物11,047点、書画477点、図書文献38点で、両院合せて総計608,985点である。) この博物院は、1960年代から1970年代中華人民共和国起きた文化大革命における文化財組織的破壊から、貴重な歴史的遺産保護するという役割担ったが、同時に中華民国政府中国 (China) の唯一合法的な政府であることの象徴と、日本の統治から離脱したばかりの台湾において、中華ナショナリズム強調するための装置としても中華民国政府利用されていた。 そのために現在では、早期台湾独立求め泛緑連盟勢力一部から「『台湾国独立』と引換え故宮博物院文物紫禁城返そう」という主張出ているが、実現の可能性はほとんど無い。 2009年10月中華人民共和国北京故宮博物院と初の共同展「雍正帝清・世文物大展」を開催し2016年9月には台北国立故宮博物院院長退任直後馮明珠中台一体化演出を狙う、中華人民共和国政府招聘北京故宮博物顧問就任して中華民国物議を醸した2001年より、大規模な耐震改装工事が行われ、館内一部閉鎖されていた。工事2006年12月末完了し2007年2月8日より全館一般公開された。 2020年8月31日台北市政府文化局により文化資産歴史建築)に認定された。

※この「北部院区」の解説は、「国立故宮博物院」の解説の一部です。
「北部院区」を含む「国立故宮博物院」の記事については、「国立故宮博物院」の概要を参照ください。

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