日本の統治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 05:09 UTC 版)
第二次世界大戦が始まり、この地を支配していたイギリスを日本軍が排除した結果、1942年より日本の戦時統治が始まり、ブルネイ県が設置される。 この統治中、木村強がブルネイ県知事として着任した。木村は約1年の在任期間中、軍部の反対を抑えて多くのインフラ設備と公共設備投資をし、後のブルネイの経済発展をさせた。また、後に首狩り族とブルネイで恐れられ、日本軍にも抵抗し、ブルネイ国王のアマド・タジュディンも全滅を考えていたイバン族を必死に説得して協力させ、ブルネイの発展に作業させた。この当時、木村の助手を務めていたのがアマド・タジュディンの弟のオマル・アリ・サイフディン3世であり、終戦後、国王に即位した彼が木村を招待したというエピソードもある。 なお、ブルネイ港は軍港としても機能し、日本海軍聯合艦隊の主力が停泊したこともあった。有名な所では、1944年のレイテ沖海戦における栗田艦隊はブルネイから出撃した。1945年8月15日の終戦まで、日本軍の勢力下に置かれたが、敗戦により順次撤退、この統治は終わった。
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