力学の単位とは? わかりやすく解説

力学の単位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/29 13:55 UTC 版)

CGS単位系」の記事における「力学の単位」の解説

CGS単位系における力学の単位は、SI単位と同じ方法組み立てられる2つ単位系違いは、3つの基本単位のうちの2つセンチメートルメートルグラムとキログラム)の大きさだけである。時間の単位(秒)は、どちらの単位系でも同じである。 CGSSI基本単位の間には1対1の対応があり、力学法則はどちらの単位系使用したかに影響されない。従って、3つの基本単位組み立てによる派生単位組立単位)の定義は両方単位系で同じであり、それぞれの単位系派生単位にも明確な1対1の対応がある。 v = d x d t {\displaystyle v={\frac {dx}{dt}}} (速度の定義F = m d 2 x d t 2 {\displaystyle F=m{\frac {d^{2}x}{dt^{2}}}} (ニュートン運動の第2法則) E = ∫ F → ⋅ d x → {\displaystyle E=\int {\vec {F}}\cdot \mathrm {d\,} {\vec {x}}} (仕事観点によるエネルギーの定義) p = F L 2 {\displaystyle p={\frac {F}{L^{2}}}} (力と単位面積による圧力の定義) η = τ / d v d x {\displaystyle \eta =\tau /{\frac {dv}{dx}}} (せん断応力速度勾配による粘度の定義) 例えば、圧力SI単位パスカル(Pa)が長さ質量時間SI基本単位関連しているのと同様に圧力CGS単位バリ(Ba)は長さ質量時間CGS基本単位関連している。 圧力単位 = 力の単位/(長さの単位)2 = 質量の単位/(長さの単位⋅(時間の単位)2) 1 Pa = 1 kg/(m⋅s2) 1 Ba = 1 g/(cm⋅s2) CGS単位SI単位変換するときは、2つ単位系関連する変換係数組み合わせる必要がある。 1 Ba = 1 g/(cm⋅s2) = 10−3 kg/(10−2 m⋅s2) = 10−1 kg/(m⋅s2) = 10−1 Pa. 量量の記号CGS単位単位の記号単位の定義SI単位への換算長さL, x センチメートル cm メートル1/100 = 10−2 m 質量m グラム g キログラムの1/1000 = 10−3 kg 時間t 秒 s (秒の記事参照) = 1 s 速度v センチメートル毎秒 cm/s cm/s = 10−2 m/s 加速度a ガル Gal cm/s2 = 10−2 m/s2 力F ダイン dyn g⋅cm/s2 = 10−5 N エネルギーE エルグ erg g⋅cm2/s2 = 10−7 J 仕事量P エルグ毎秒 erg/s g⋅cm2/s3 = 10−7 W 圧力p バリ Ba g/(cm⋅s2) = 10−1 Pa 粘度μ ポアズ P g/(cm⋅s) = 10−1 Pa⋅s 動粘度ν ストークス St cm2/s = 10−4 m2/s 波数k カイザー (K) cm−1 cm−1 = 100 m−1

※この「力学の単位」の解説は、「CGS単位系」の解説の一部です。
「力学の単位」を含む「CGS単位系」の記事については、「CGS単位系」の概要を参照ください。

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