利賀のはつうま行事
名称: | 利賀のはつうま行事 |
ふりがな: | とがのはつうまぎょうじ |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | 利賀初午保存会 |
選択年月日: | 1982.12.21(昭和57.12.21) |
都道府県(列記): | 富山県 |
市区町村(列記): | 南砺市利賀,南砺市岩渕 |
代表都道府県: | 富山県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | 古くから、我が国には一月十五日を中心に歳神が来臨して人々に祝福を与えたり、豊饒多産を願って予祝儀礼をなす、などの行事が広く分布しているが、利賀のそれは、はつうまと呼ばれて十五日の日中から夕方にかけ、子どもたちが各家を訪ねて家人に祝福を与えるという形態で行われる点に特色がある。 参加の子どもたちは小学校一年生から同六年生まで。はつうまの宿で、神主の役、馬の役、俵ころがしの役、太鼓たたきの役、歌うたいの役などと役割に応じた装いをして、太鼓を打ちならして各家を訪ねる。伝承地において細部に違いがあるものの、大黒柱の前で祝詞をあげた後、蚕飼【こが】いほめの歌にあわせて馬が舞い、引き続いて俵ころがしの役が小型の米俵を部屋へ投げ入れ、決まりの掛声に合わせて福俵を引き寄せるなど祝福芸を演ずる点では共通する。地域的に特色ある予祝儀礼として注目され、記録保存しようとするものである。 |
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