中里のカンデッコあげ行事
名称: | 中里のカンデッコあげ行事 |
ふりがな: | なかざとのかんでっこあげぎょうじ |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | 中里カンデッコあげ保存会 |
選択年月日: | 1986.12.17(昭和61.12.17) |
都道府県(列記): | 秋田県 |
市区町村(列記): | 仙北市檜木内字中里 |
代表都道府県: | 秋田県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | 我が国には、小正月に農耕作業を模擬的に演じたり、稲穂やまゆ玉に模したもの、削り掛けなどを作り、屋内に飾ったりする習俗があり、これらは、年頭における豊饒多産、災厄退散を願う予祝儀礼として伝承されてきたが、社会・経済状況の変化により形骸化したり、消滅しつつある。 この行事は、当日までに朴【ほお】の木で作った小型のカンデッコ(鍬型)と男根型とをしめ縄で結んで、塞神【さいのかみ】に供え、後に塞神堂の傍にある直径約三・三メートル程ある桂の巨木の枝に投げ掛ける。その後、近くの田に稲わらを積みあげて燃やす。また、桂の巨木の枝に投げ掛けられ、朽ちたしめ縄が落ちてくると、これを拾い、自家の桃・梅の樹木にひっかけると収穫が多いといういわれもある小正月行事としての典型例として顕著であり記録作成の措置を講じるものである。 |
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