福俵【フクタワラ】(林木)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9780号 |
登録年月日 | 2002年 1月 16日 | |
農林水産植物の種類 | ひのき | |
登録品種の名称及びその読み | 福俵 よみ:フクタワラ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人林木育種センター | |
品種登録者の住所 | 茨城県多賀郡十王町大字伊師3809番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 阿黒辰己、皆木和昭、池上游亀夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、国有林のヒノキ造林木の優良形質木から育成されたものであり、樹形が単幹状で樹冠形が円錐・円柱形、材面の凹凸がたわらしぼの住宅内装資材向きの品種である。樹形は単幹状、幼齢の樹冠形は円錐・円柱形である。樹幹の通直性は直、完満性は完満、真円性は正円である。材部の心材の色は浅橙、辺材及び丸太材面の色は淡黄、材面の凹凸はたわらしぼである。樹皮の色は暗赤褐、厚さは薄、き裂紋様は流れ肌である。枝の太さはやや太、長さ、岐出角、枝付き密度及び旋回性は中、自然落枝性は難である。鱗片葉の夏葉の色は淡緑、冬葉の色は黄緑である。無分岐鱗片葉の側葉の長さはやや短、背腹葉の長さは中である。分岐鱗片葉の側葉の長さ及び背腹葉の長さは中である。枝軸鱗片葉の側葉の長さ及び背腹葉の長さは短である。球果の形は円盤形、大きさは中、色は褐である。挿し木の発根性はやや易、成長型はやや早生である。「日高6号」と比較して、材面の凹凸がたわらしぼであること、鱗片葉の夏葉が淡緑であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に遺伝資源及び育種素材として国有林(岡山県新見市)のヒノキ造林木(31年生)の優良形質木から採穂し、以後増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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