大瀬まつり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:28 UTC 版)
大瀬まつり'(おせ-)は引手力命神社の例大祭。毎年4月4日に行われる。 当日は、近隣地区が大漁旗や杉・桜の小枝で飾られた漁船を仕立て、若者が派手な女装姿で乗り込み、海路神社を目指す。浦まで到達すると船からは海に向けて福俵が投げ込まれ、次いでその年はじめて船に乗り込んだ「小若衆」(こわかいしゅう)を先頭に海に飛び込んで拾い上げて岸まで泳ぎ、そのまま神社境内まで担ぎ上げる。その後、浜辺の石を拾って船に取り付け、船上で「勇み踊り」と呼ばれる踊りを行いながら帰路につく。神社側はこれを「天下の奇祭」を自称しており、漁民のコミュニティとしての通過儀礼の名残であると思われる。また、鹿島踊りの一種であるともされる。 現在では「内浦漁港祭」も同時に行われ、水産物や地元の名産品の販売、太鼓演奏などが行われる。
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