大瀬戸 翠編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:52 UTC 版)
ここでは、前職就職時から南高校採用時までが描かれている(全6話)。 あらすじ 翠は、就職活動で唯一内定をもらった小さな化粧品会社で営業事務として働いていた。そこで、上司となる新田を紹介される。爽やかなルックスに見とれていると、先輩社員から新田には気を付けてと忠告される。社会人経験が浅い翠にはこの忠告が不快ではあったが、表面上だけ受け入れた。 営業目標など説明会で話がなかったことなど不満もあるが、会社の戦力となれるよう頑張っていた。 ある休日、翠は駅で倒れている二階堂清枝を助け、後日行きつけの弁当屋に行くと、清枝が働いていた。清枝は翠が化粧品会社の社員であることがわかると先日のお礼として1回だけ買ってあげると言ってきた。しかし、契約書を新田に見せてから翠に対する態度が豹変する。実は、清枝は元々新田の顧客だったのだ。清枝は、翠にある理由から新田から買うのをやめ、同じものなら最終的には人柄で選ぶと言った。 数日後、新田から仲直りしたいと言われて安心した翠だったが、実は新田の罠で、これに嵌ってしまった翠は精神を病んでしまい、入社して半年で会社を辞める。 退社後、暫くは鬱状態で再就職すら難しい状態だったが、親の勧めで半ば強制的に南高校の臨時教諭の面接を受けさせられて受かってしまう。 合わなければ1年で辞めようと考えていたが、偶然現れた潤平に励まされ、翠は自分の居場所を見つけたと喜ぶのであった。 登場人物 新田 誠(にった まこと) 化粧品会社の営業主任。爽やかなルックスと共に営業成績も優秀である一方、事務員を見下す態度をとったり、敵と見なすとパワハラをするなど性格に難がある。 二階堂 清枝(にかいどう きよえ) 翠が行きつけの弁当屋の店員。以前は新田から商品を購入していたが、新田が起こしたある行動が原因で買うのをやめている。
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