初年度J3加盟の条件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 20:27 UTC 版)
2013年3月6日に行われた記者会見で明らかにされた概要によると、J3は初年度(2014年度)は10ないし12クラブで発足すること、毎年およそ2クラブを拡大することを視野に入れて 徐々にクラブ数を増やしていく一方で、当面は成績要件によるJFLへの降格は行わない(経営面の問題によるライセンスの抹消(剥奪)による退会はあり得る)こと、数が増えたところで東西ブロック制にするなど リーグの構造を柔軟に検討し、Jリーグを目指すクラブを全国に100以上作ることを体現するリーグとすることを目指す。 Jリーグでは初年度のJ3入会のための条件として以下の4段階を挙げている。 Jリーグに準加盟していること。発表時点で準加盟していないクラブは2013年6月末までに準加盟の申請を行い、準加盟クラブとして承認を受けること。初年度入会のための準加盟の可否は9月末に決定する。 「J3ライセンス」資格審査及び「J3スタジアム要件」審査に合格すること(後述)。 「J3入会審査」を受け、Jリーグ理事会から入会を承認されること。J3入会金はJ2の4分の1となる500万円、年間費はJ2の半分の1000万円に抑え、これらにより、クラブの年間予算規模は2-3億程度が想定される。 2013年シーズン成績の上位であること。Jリーグ ディビジョン2(J2)自動降格→入れ替え戦出場→JFL→第37回全国地域サッカーリーグ決勝大会(地域決勝)決勝リーグ進出→地域決勝予選リーグ進出、の順に上位からクラブ数を割り当て、予定数になった時点で打ち切り。 以上の条件を経てJ3に入会したクラブ(及び今後J3に昇格するクラブ)についてはJリーグ正会員のうち「J3会員」に位置づけられる。一方、Jリーグでは2014年から従来の準加盟との区分けを明確にするため、Jリーグ準加盟の承認を受けながら初年度のJ3入会の審査をクリアできなかったクラブや、今後Jリーグ加盟を目指すとしてJリーグが認定したJFL以下のクラブについては、Jリーグから『Jリーグ百年構想クラブ』と認定される(実質的に「Jリーグ準加盟クラブ」からの移行)。また、「Jリーグ百年構想クラブ」に認定されたクラブについては、Jリーグが2015年度以降のJ3リーグ昇格を目指す取り組みをサポートすることになる。 J3への参戦にあたっては、出場各クラブに最低2-3名程度の22歳以下の選手の登録を義務付ける「U-22枠」の設置案が検討されている。 2013年10月15日のJリーグ理事会で、ステップ2のJ3参加のための「J3ライセンス基準」の審査について、地域リーグ所属の3つのJリーグ準加盟クラブに対しては、当初の10月理事会までの審査終了から、11月の理事会にて審査結果を出すことを決めた。
※この「初年度J3加盟の条件」の解説は、「J3リーグ」の解説の一部です。
「初年度J3加盟の条件」を含む「J3リーグ」の記事については、「J3リーグ」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から初年度J3加盟の条件を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 初年度J3加盟の条件のページへのリンク