列柱道路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 14:02 UTC 版)
詳細は「パルミラの列柱道路(英語版)」を参照 ベル神殿の手前につながり、記念門から古代都市の葬祭殿に至るパルミラの列柱道路は延長1.4キロメートルにおよび、古代ローマのデクマヌス (Decumanus) に相当する。ただしパルミラの列柱道路は、当初の町がベル神殿の西側に造営された後、2世紀前後に北側へと移動しており、中心軸の列柱道路はベル神殿から北西方向に向かっている。列柱の持ち送り部分にはそれぞれ高貴な人物の肖像が掲げられていた。 記念門 列柱道路の起点にあたる多彩な装飾が施されたパルミラの記念門(英語版)は、3世紀初頭の皇帝セプティミウス・セウェルスの治世にさかのぼる。1930年にフランスの建築家ロベール・アミー(ドイツ語版)により修復されていた。 四面門 列柱道路中央の一端には、1963年に大部分が復元・再構築されたテトラピュロン(英語版)の建築物である四面門があり、一辺4.3メートルの4つの基壇に各4組の柱を備える。エジプトのアスワン地方から運ばれた赤色花崗岩でできた元来の円柱のうち1本だけが今日にも見られたが、円柱は3つの断片として発見されたもので、復元時の柱の高さは推定による。
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