刀禰とは? わかりやすく解説

とね【×禰】

読み方:とね

律令制で、朝廷仕え主典(さかん)以上の役人の称。

郷・保・などの長(おさ)。

神社所領内の有力者住民代表しまた、神事にも参加伊勢神宮賀茂神社のものが著名

中世港湾問屋浦役人の一種


とね 【刀禰】

律令制主典上の官人をいったが、伊勢神宮賀茂神社などの神官をもいった。とねりこモクセイ科落葉高木。タモノキとも。北欧神話の中で重要な役割占め、その開花時期豊作・凶作を占う地方もある。

刀祢

読み方
刀祢たちね
刀祢とうね
刀祢とうや
刀祢とね

刀禰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 06:23 UTC 版)

刀禰(トネ、等禰、止禰、舎人)とは日本古代から中世にかけて、公事に関与する者の総称として用いられた職名である。近畿およびその周辺の沿岸域を中心に使われた。


  1. ^ 筑紫刀禰は筑波刀禰の誤写。参照、佐伯有清『新撰姓氏録の研究、考証篇第4』、45ページ
  2. ^ 国造本記の写本には屋主「乃禰」とあるが「刀禰」の誤写。参照、本居宣長『古事記伝』。
  3. ^ 国造本記の写本には宇佐比「乃禰」とあるが「刀禰」の誤写。参照、本居宣長『古事記伝』。
  4. ^ 「トネ」と共に「オミ」も国造の称号として4世紀の関東地方に使われていた可能性がある。須恵国造上総国)に大布日意彌(おおふひおみ)、師長国造相模国)に意富鷲意彌(おほわしおみ)、馬来田国造上総国)に深河意彌(ふかがわおみ)が見られる。「常陸国風土記」に見られる「筑波使主」は「筑波刀禰」と同一人物と見なされている。国主は「トネ」とも「オミ」とも呼ばれていたことになる。参照、佐伯有清『新撰姓氏録の研究、考証篇第4』、45ページ。
  5. ^ 『日本書紀」神代下の第九段(一書第二)に斎主の神は『今東国の檝取の地に在す』
  6. ^ 『神道大辞典』、平凡社、昭和15年。
  7. ^  刀禰、刀祢、利根、刀根、登根、戸根の姓で電話帳に登録されている総数は三重県 225件、福岡県 201件、山口県 159件、福井県 115件、和歌山県 112件、大阪府 107件、兵庫県 84件となっている「姓名分布&姓名ランキング」([1])にて調査


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