刀禰の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/21 17:59 UTC 版)
刀禰は川や船に関係が深く、河川や港浦を中心に分布している。これは刀禰が船頭に由来することを示唆している。河内地方には「等禰直(とねのあたい)」という海運に関係する氏族がおり、淀川の船舶を取り仕切っていた可能性がある。利根川は万葉集に刀禰川と書かれ、等禰直に由来するとも言われている。中世までは香取神宮が利根川の海運を取り仕切っていたが、香取は以前は「檝取(かじとり)」 と呼ばれ、船頭すなわち「刀禰」に関係していたと考えられる。異説として、「殿寝(とのね)」が語源で近侍する者の意味であろうとの説がある。
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