冷房装置の取り付け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:54 UTC 版)
「関東鉄道キハ300形気動車」の記事における「冷房装置の取り付け」の解説
導入当初の本形式は国鉄→JR時代のままの非冷房車だったが、鉄道車両の冷房化は時代の趨勢であり、関東鉄道でも本形式に1989年度から冷房装置を設置するようになった。取手事故による廃車と一部(3014・3015)を除いた35両に対して改造を実施している。後期就役車の登場時にはすでに冷房改造車が登場していたが、入線整備時に冷房改造を施工した車両はなく、すべて就役後の取り付けである。 取り付けられた冷房装置は、走行用機関とは別の冷房用機関を備えるサブエンジン方式でバス用のものに手を加えたトヨタ・2Jであったが、1994年以降の施工車はトヨタ・2DZに変更された。冷房ユニットは床下に装備され、室内には網棚上部に風道と冷風の吹き出し口が設けられた。 その後、取手駅などでの長時間停車中に床下にある放熱ユニットでの冷却がうまく行われないことによるオーバーヒートが発生するようになったため、2001年から屋根上に放熱ユニット(「スーパークーラー」と称する)を増設する工事が行われた。
※この「冷房装置の取り付け」の解説は、「関東鉄道キハ300形気動車」の解説の一部です。
「冷房装置の取り付け」を含む「関東鉄道キハ300形気動車」の記事については、「関東鉄道キハ300形気動車」の概要を参照ください。
- 冷房装置の取り付けのページへのリンク