再開発の時代(1990年~)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:00 UTC 版)
「新宿」の記事における「再開発の時代(1990年~)」の解説
1980年代以降、再開発の進行にともない、西新宿や北新宿に新たな地下鉄駅の開発が望まれ、1996年に東京メトロ丸ノ内線の西新宿駅が誕生。また、同年には、JR新宿駅南口の新宿貨物駅跡地に髙島屋新宿店を核とする複合商業施設タカシマヤタイムズスクエアがオープンし、京王新線初台駅近くには東京オペラシティが開設されるなど、新たな人の流れが作り出された。 さらに2000年には都営地下鉄大江戸線が開通し、新宿エリア内では都庁前駅、新宿西口駅、東新宿駅が設置され、都庁前駅を起点に都内をほぼ環状に走る地下鉄網が完成した。そして、2008年には東京メトロ副都心線が開通し、新宿エリア内では新宿三丁目駅、東新宿駅と接続され、新たな再開発も進み、大江戸線と副都心線の接続駅となった東新宿駅では、2012年に三菱地所が山手線内最大規模の約1800坪の基準階面積を持つ新宿イーストサイドスクエアが竣工している。 他方で2001年に起きた歌舞伎町ビル火災を契機として、歌舞伎町内でも新たなまちづくりが始まっている。新宿警察署や地元町内会の協働による見回り活動や防犯カメラ設置などの防犯活動が成果を上げている。2005年には、歌舞伎町を誰もが安全に楽しめるまちにすることを掲げた歌舞伎町ルネッサンス協議会が設立され、地域活性化にも取り組み、全国の繁華街再生のモデルと位置づけられている。 こうして、現在の新宿は、多種多様な人と文化が集まり、新たな経済と文化を創り出す日本有数の巨大繁華街として全国的、世界的にも認知され、日本政府観光局の訪日外客実態調査では、2004年度調査以来、都市・観光地別訪問率のトップを占め(2010年は34.8%)、2009年に東京都が実施した観光客数等実態調査では、最も満足したまちの第1位(16.8%)となるなど(第2位は銀座の7.6%)、東京における観光スポットの顔となっている。
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