再開発によるリニューアル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 10:10 UTC 版)
「熊本桜町バスターミナル」の記事における「再開発によるリニューアル」の解説
「SAKURA MACHI Kumamoto#建設の経緯」も参照 2000年代に入ると、熊本交通センターを含む桜町一帯の再開発構想が持ち上がっていたが、紆余曲折を経て、2012年に再開発計画を発表。伝統と歴史を継承する新たな交流拠点「熊本・新城下まち」をコンセプトに、延べ床面積は13ないし14万平方メートルの規模となること、バスターミナルは従来通り地平部に設置されるが、従来のものよりもコンパクト化され、乗換の際の移動距離を短くし、バリアフリーにも対応した設備となることが明らかにされた。 再開発に向け、県民百貨店は2015年2月末に、交通センタープラザ・センターボウルは同年3月末に、交通センターホテル・センター駐車場は同年6月末にといった併設の店舗は順次営業を終了し、同年9月末日を以って当センター(バスターミナル・旅行センター)は閉鎖された。その後、順次解体工事に取り掛かり、解体工事終了後新施設の建設が始まった。 なお、バスターミナルに関しては既存のバスターミナル閉鎖から新施設完成までの間、東側の市道(通称:シンボルプロムナード NHK熊本放送局~花畑広場)230メートルの地点に23箇所の乗降場所を設けた仮バスターミナルが設置された(詳細後述)。 2016年4月の熊本地震で耐震性を中心に設計の見直しが行われて完成予定が遅れ、さらに完成間近の2019年6月26日と7月8日に2度の火災が発生し、工事を一旦中断した時期もあったが、その後は安全性が確認され、開業には支障がないと判断されたため、これらの復旧を含めた工事は再開し、同年9月10日には無事竣工を迎えた。 新施設完成後はバスターミナルの名称が「熊本桜町バスターミナル」に改められた。理由として、熊本県民からは長らく「(熊本)交通センター」は熊本県内最大のバスターミナルとして親しまれている一方で、県外や外国人旅行客などからはバスターミナルであるという認識が低く、その煩わしさを解消するため、地区名である「桜町」と「バスターミナル」を組み合わせる事でより分かりやすくするためとしている。これによって、約半世紀以上にわたって使われ続けた「熊本交通センター」の名称は新バスターミナル供用開始と共に姿を消した。また、商業施設の名称は「SAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチ クマモト)」に決まった。 2019年9月11日にバスターミナルを先行開業し「熊本桜町バスターミナル」として運用開始。同年9月14日午前10時より「SAKURA MACHI Kumamoto」としてセレモニーと共に全面開業したした。なお、SAKURA MACHI Kumamotoのオープンに併せ、この日は熊本県内のバス・電車が全路線終日無料(空港リムジン・県外向け都市間バスならびにJRや一部運行事業者の路線は対象外)で運行された。これに要した経費は全て九州産交HDが負担する。
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