再開発から開業へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 03:21 UTC 版)
「エルティ932・ガーデンシティ草津」の記事における「再開発から開業へ」の解説
JR草津駅周辺を再開発し、既存の商店街を含む市街地の高層化をすると共に、大型店などとの併存させる構想が生まれたのが始まりである。 この駅周辺再開発の一端として東口側の地権者などが集まって「草津市駅前A地区都市再開発準備組合」を設立し、当時滋賀県内では最高層となる18階建ての超高層ビルを建設する構想をまとめた。 この構想を実現するため、1985年(昭和60年)12月1日に「草津駅前A地区市街地再開発組合」を設立し、事業を本格化させた。 そして、1986年(昭和61年)5月7日から対象地区内の店舗の営業を継続するための仮店舗を建設し、同年9月13日に仮店舗での営業を開始することになった。 当ビルは1986年(昭和61年)11月29日に着工されたが、当ビルとも接続する草津駅前の歩行者デッキは同月に完成している。 ビルの愛称は一般公募され、1987年(昭和62年)6月12日に「エルティ932」に決まった。 また、ビルの運営会社として草津市などが出資して第三セクターを設立するため、1987年(昭和62年)10月15日に設立発起人会を開催することになった。 1988年(昭和63年)5月に大規模小売店舗法に基づく商業調整会議で計画通りの規模での出店が認められ、同年6月には61の出店事業者が決定した。 当ビルは1988年(昭和63年)7月8日に上棟し、同年10月25日に出店者による商店会の設立総会を開催するなど開業に向けた準備が進められた。 また、同年12月10日には国道1号に通じる都市計画道路・草津駅前線(サンサン通り)が開通することになった。 1989年(平成元年)4月1日にヒカリ屋を核店舗とする商業施設などで構成される「エルティ932」として開業した。 なお、当施設に設置されたからくり時計の愛称は同年5月1日に「エルカリヨン932」が選ばれた。 開業直前の1989年(平成元年)3月と開業直後の同年4月14日の2回のボヤ騒ぎがあったが、高級志向の品揃えなどが功を奏して初年度売上は目標を上回る約105億円となった。
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