内閣総理大臣就任後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:01 UTC 版)
2008年(平成20年)9月、「総理大臣公邸に入居するのは解散総選挙を行った後」としており、総理大臣任命後も自宅から通勤していた。総理が自宅(東京都渋谷区)から官邸へ通勤するのは、宮沢喜一以来15年ぶり。 10月2日から麻生内閣メールマガジン「太郎ちゃんねる」を2009年まで配信し続けた。(最終号は第44号、2009年9月3日)。創刊号では景気対策の必要性を主張したほか、「麻生内閣の一員になったつもりで忌憚のない意見を」と呼びかけている。内閣としては初の動画も用意した。 2009年(平成21年)1月19日より、総理大臣公邸にて居住を始めた。 10月26日には総理総裁就任後初めて、秋葉原駅前にて自身3度目の街頭演説を行った際、2008年6月8日に起こった秋葉原無差別殺傷事件を取り上げ、「世の中が暗くなっている」と話し、「明るい世の中にしよう」と呼びかけた。また、麻生は中小企業、零細企業、地方銀行について触れ、従業員の最低賃金を上げることや、非正規雇用を正規雇用にし、その際の負担は政府が賄うということを話し、就任当時から語っている景気対策の必要性を主張した。 11月19日、都内のホテルで開かれた私立幼稚園PTAの全国大会で挨拶した麻生は「家庭でしつける力がなくなってきた」と指摘したうえで、「じいさん、ばあさん、やかましいおやじさんの存在が薄くなってきたせいもあって、幼稚園で何とかしろと負担が掛かってきている。しつけるべきは母親だ」と批判した。麻生は大会を「幼稚園の教員による会合」と勘違いしていたとされ、会場に園児の母親が多数出席していることに気づくと、批判のトーンを弱めている。 動画サイトニコニコ動画内の自民党公式チャンネルにおいて、ニコニコ動画のマスコットキャラクター「ニコニコテレビ君」を、麻生の顔文字である「(゜⊿゜)」に置き換えた「タロビ」というキャラクターが生み出され、ユーザー内で話題となった。 日本のソフトコンテンツ産業の向上のために、平成21年補正予算に「国立メディア芸術総合センター」の構想を練る。
※この「内閣総理大臣就任後」の解説は、「麻生太郎」の解説の一部です。
「内閣総理大臣就任後」を含む「麻生太郎」の記事については、「麻生太郎」の概要を参照ください。
- 内閣総理大臣就任後のページへのリンク