公正取引委員会・圧力・付度に関する報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:33 UTC 版)
「ジャニーズ事務所」の記事における「公正取引委員会・圧力・付度に関する報道」の解説
公正取引委員会は以下の疑いがあるとして、2019年7月にジャニーズ事務所に対し「注意」を行った。 ジャニーズ事務所が、民放テレビ局などに対し、かつて同社に所属していて2016年に解散したグループSMAPの元メンバーでジャニーズから独立した3名(稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾)を出演させないよう圧力をかけていた疑い。 なお公正取引委員会の「注意」とは独占禁止法上の違反行為の存在を疑うに足る証拠が得られないが、違反につながるおそれがある行為がみられたときに、未然防止を図る観点から行われるものである。また、独占禁止法には違反、警告、注意の段階があり、注意は公表されるものではなく、この件についても公正取引委員会からの発表はない。しかしながら、報道を受けジャニーズ事務所も注意があったこと自体は認めている(後述「ジャニーズ事務所の反応」参照)。 NHKは、民放テレビ局の関係者が公正取引委員会に対し「ジャニーズ事務所にタレントの出演を依頼した際、『SMAPの元メンバー3人(新しい地図)が関わっている場合には、所属タレントは出演させられない』と圧力をかけられた」とNEWS WEBに記載したが、民放テレビ各局は、 ジャニーズ事務所から3人を出演させないよう圧力があったかとの質問に「そのような事実はありません」と否定している。NHKも7月24日の放送総局長定例会見で NHK編成局計画管理部の山内昌彦部長が、SMAPの元メンバー3人に関してジャニーズ事務所からNHKへの圧力は「まったくありません」と説明している。 公正取引委員会は本件以前から芸能事務所に対する問題行為を把握していたが、具体的な注意を行った事例はこれが初めてであり、本件以降芸能人が芸能事務所から退社・独立する事例が大幅に増えることになった。 2022年の報道機関の発表によると、2021年放送開始の香取慎吾出演ドラマの楽曲を担当する予定であった音楽グループが降板することになり、音楽グループが所属するレーベルの関係者がドラマ放送開始前の2020年にジャニーズ付度を彷彿させるメールを送っていたことを報道した。
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