免鳥長山古墳
名称: | 免鳥長山古墳 |
ふりがな: | めんどりながやまこふん |
種別: | 史跡 |
種別2: | |
都道府県: | 福井県 |
市区町村: | 福井市 |
管理団体: | |
指定年月日: | 2008.03.28(平成20.03.28) |
指定基準: | 史1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 免鳥長山古墳は、越前海岸から約900m内陸にある小山塊上に位置する、5世紀前半に築造された全長90.5mの帆立貝式古墳である。墳丘の残存状態は良好で、東西に2基の造出し部が付属する。後円部は2段築成で葺石を施し、墳丘平坦面に埴輪を並べる。後円部墳頂の盗掘坑内より装飾をもつ舟形石棺の蓋材が出土した。石材は福井市足羽山産の凝灰岩、笏谷石と考えられる。非常に珍しい環頭形 石製品等も出土している。 墳丘規模は古墳時代中期では、北陸地方で最大級となる。越前地域の大型首長墓では、古墳時代前期後半から中期を通して笏谷石製の刳抜き式石棺を採用するが、この点からも越前の大型首長墓の系列に連なる古墳と位置づけられる。古墳時代前期後半から中期の越前の大型首長墓は、いずれも本古墳から東へ約20km離れた九頭竜川中流域の福井平野の東端に位置する松岡・丸岡地域に存在するが、その中で1基のみ、海岸付近に本古墳が築造されたことは、当該期の越前地域の政治・社会状況を知るうえで重要である。 |
免鳥長山古墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/26 04:06 UTC 版)
免鳥長山古墳(めんどりながやまこふん)は、福井県福井市免鳥町にある、造出2基が付く帆立貝形古墳[1]。2008年3月28日国の史跡に指定[1]。
- ^ a b c d e 免鳥長山古墳 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 「続日本古墳大辞典」475頁
- ^ 福井県の文化財 福井市
- ^ a b “福井の古墳地図「免鳥古墳群」”. 福井市立郷土歴史博物館. 2016年12月4日閲覧。
- ^ “ふくいにはどんな古墳があるの?「福井平野の古墳大きさランキング ベスト10」”. 福井市立郷土歴史博物館. 2016年12月4日閲覧。
[続きの解説]
「免鳥長山古墳」の続きの解説一覧
- 1 免鳥長山古墳とは
- 2 免鳥長山古墳の概要
- 3 参考資料
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