使用するべきか否か
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 15:16 UTC 版)
「バイト順マーク」の記事における「使用するべきか否か」の解説
実際にBOMを使用すべきか、あるいは使用すべきでないかは、Unicodeを利用したより上位の仕様によって定められることがある。"XML Media Types" (RFC 3023) では、XMLをUTF-16で符号化する場合は先頭のBOMを必須とし、またXMLを解釈するソフトウェアでは、先頭にBOMがあった場合はxml宣言におけるの指定よりも優先してエンコーディングを判別すべきとしている。JSONの場合は、ネットワークで送信する場合はBOMを付けてはならないとしている。 UTF-8は文字コードとしてASCIIを前提としたプログラムでもおよそ支障なく動作するように設計されているが、BOMによって正常に処理できなくなる場合がある。Unicodeの規格において、UTF-8においてBOMは容認されるが、必須でも勧められるものでもないとされている。また、データベースやメモリにロードするデータなど、内部的なデータ形式では、プログラムの性能や効率の観点から普通BOMは用いられない。 BOMによってUnicodeのテキストデータが他のUnicode符号化形式や、BOMのバイト表現(UTF-7を除く)に符号位置に該当する文字のない日本語の文字コードから正確に区別をすることができる一方で、0xFEに"þ"、0xFFに"ÿ"が割り当てられているISO/IEC 8859-1に対しては、この2文字が先頭にくる文章を誤ってUnicodeと判断してしまう問題がある。
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