使用するカードと強弱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 00:43 UTC 版)
オンブルでは52枚のトランプから8・9・10を抜いた40枚を使用する。ほかにチップを使用する。 プレイの前に各競技者は決まった額のチップをプールに置く。 ディーラーは各競技者に9枚の手札を配り、残った13枚は伏せておく。ディーラーはプレイごとに反時計回りに移動する。 カードの順位は赤いスートと黒いスートで異なっており、赤いスートでは数札の数字が少ないほど強い。これはタロットゲームの一部・日本のうんすんカルタ・中国の馬弔などと共通であり、古い特徴を残しているものである。 黒いスート(スペード・クラブ) K > Q > J > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2 赤いスート(ハート・ダイヤ) K > Q > J > A > 2 > 3 > 4 > 5 > 6 > 7 以下の3枚のカードをマタドール(matadors)と呼び、常に切り札になる。 A♠ がもっとも強い。これをスパディーユ(spadille)と呼ぶ。 切り札スートの一番弱い札(黒いスートなら2・赤いスートなら7)が次に強い。これをマニーユ(manille)と呼ぶ。 A♣ が3番目に強い。これをバスト(baste)と呼ぶ。 また、赤いスートが切り札のときは、そのスートのAが4番目に強くなる。これをポント(ponte)と呼ぶ。黒のエースと異なり、ポントはマタドールではない。 したがって、切り札スートの順位は以下のようになる。 スペードまたはクラブが切り札のとき A♠ > 2 > A♣ > K > Q > J > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 ハートまたはダイヤが切り札のとき A♠ > 7 > A♣ > A > K > Q > J > 2 > 3 > 4 > 5 > 6
※この「使用するカードと強弱」の解説は、「オンブル」の解説の一部です。
「使用するカードと強弱」を含む「オンブル」の記事については、「オンブル」の概要を参照ください。
- 使用するカードと強弱のページへのリンク