住吉神社 (宇土市)とは? わかりやすく解説

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住吉神社 (宇土市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/08 07:21 UTC 版)

住吉神社

住吉神社 (宇土市)
所在地 熊本県宇土市住吉町2067
位置 北緯32度42分29.5秒
東経130度35分27.8秒
座標: 北緯32度42分29.5秒 東経130度35分27.8秒
主祭神 底筒之男命
中筒之男命
表筒之男命

神功皇后
社格 旧県社
創建 延久3年(1071年
例祭 10月13日
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住吉神社(すみよしじんじゃ)は、熊本県宇土市住吉町住吉自然公園にある神社。旧社格は県社[1]

由緒

延久3年(1071年)、肥後国司菊池則隆が、摂津住吉宮の分霊を勧招し、海上安全の守護神として創建したという[2]菊池氏により手厚い保護を受けたが、戦国時代に社殿は失われた。寛文13年(1673年)、熊本藩主・細川綱利により、現在地に再建された[3]

以後、肥後三大社[4]として細川家代々の崇拝を受けた。熊本藩主の参勤交代などの航路のため、また地域の海上安全のため神明の加護を祈願した。雨乞い祈祷などの記録もある[5]。熊本藩第4代藩主細川宣紀が奉納した高灯籠は、日本最古の灯台であると言われており、後々まで、島原湾の航海安全に大きく寄与した[6]

細川宣紀は「住吉の神捨てずば沖津船 なぎさに寄せよ八重の潮風」という歌を、住吉大神に詠んでいる[7]

ドリュー祭

ドリュー祭(ドゥルー祭)

海苔養殖の人工採苗の開発に貢献したキャスリーン・メアリー・ドリュー=ベーカーを顕彰するため、1963年に有明海の海苔養殖業者が寄付を募り、住吉神社に顕彰碑を建立した。

毎年4月14日にドリュー祭(ドゥルー祭)が開かれている。

祭神

所在地

  • 熊本県宇土市住吉町2067

交通

周辺

注釈

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  1. ^ 『宇土郡誌』39頁
  2. ^ 『宇土郡誌』37頁『肥後国志 巻之11』57丁裏
  3. ^ 鈴木喬編『熊本の神社と寺院』熊本日日新聞社、1980、88-89頁
  4. ^ 細川藩主の守護神・御三社は藤崎八旛宮北岡神社、住吉神社
  5. ^ 宇土市史編纂委員会編纂『新宇土市史 第2巻』宇土市、2007、776-777頁
  6. ^ 熊本日日新聞編纂・発行『熊本県大百科事典』、1982、477頁
  7. ^ 宇土市史編纂委員会編纂『新宇土市 第2巻』宇土市史、2007、777頁

参考文献

  • 森本一瑞『肥後国志 巻之11』(熊本活版舎、1885)
  • 宇土郡誌』(宇土郡、1921)
  • 宇土市編纂発行『宇土市史』(1960)
  • 日本歴史地名大系44『熊本県の地名』(平凡社、1985)
  • 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典43 熊本県』(角川書店、1987)

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