じうん 【似雲】
似雲
似雲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/28 09:06 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動似雲(じうん、寛文13年1月2日(1673年2月18日)- 宝暦3年7月8日(1753年8月6日))は、江戸時代中期の浄土真宗の僧・歌人。俗姓は河村氏。通称は金屋吉右衛門。安芸国の出身。
略歴
1709年(宝永6年)安芸宮島の浄土真宗光明院で出家し、法号は初め如雲と称したが、のちに似雲(西行の好んだ桜のことか)に改めている。翌1710年(宝永7年)上洛して、歌道を公家の武者小路実陰に学び、実陰の歌論を書き取って『詞林拾集』と著している。公家の実陰を通し公家や皇族とも親交があり、とくに歌人である一乗院宮尊賞親王とは親しかった。
平安時代後期の歌僧である西行を慕って諸国をめぐり、河内国の弘川寺に西行塚があるのを見つけ、西行堂を建立している。また、似雲も西行と同じく、弘川寺に葬られている。
歌集に『としなみ草』がある[1]。
脚注
- ^ 『似雲法師 としなみ草』 土橋真吉・弘川寺共編、全国書房、1943年。
似雲と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- >> 「似雲」を含む用語の索引
- 似雲のページへのリンク