会場と日程に関する事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 09:26 UTC 版)
「社会人野球日本選手権大会」の記事における「会場と日程に関する事項」の解説
会場は関西圏の球場を転々としており、阪神甲子園球場、大阪球場、グリーンスタジアム神戸(現・ほっともっとフィールド神戸)を経て1997年から大阪ドーム(京セラドーム大阪)に落ち着く。ただし、2010年は第1ステージ(1回戦)に限り大阪ドーム以外の4つの球場で分割開催、2021年も2020年東京オリンピック開催による警備上の都合で都市対抗野球大会と時期を入れ替え、プロ野球・オリックス・バファローズとの日程調整により、第1ステージ(1回戦)をほっともっと神戸で行った(経緯後述) 2002年までは10月中旬に行われていたが、2003年から実施時期がおよそ1ヶ月遅くなり、社会人野球のシーズンを締めくくる大会となった。一方でプロ野球のドラフト会議の実施後であったり、大会中にドラフト会議等が実施されるなど、開催時期について疑問を呈する声もある。 2011年の大会は、3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震))影響で、8月に開催する予定だった第82回都市対抗野球大会が秋に延期となったことを受けて、同年度の単独大会での開催は中止とすることが、3月25日の日本野球連盟の理事会で決定された。これに伴い、2011年の大会は都市対抗を兼務して開催することになり、都市対抗優勝チームが本年度日本選手権者と認定されることも併せて発表された(ただし、日本選手権としての回数にはカウントされなかったため、第38回大会は2012年に改めて開催するという形になった)。 2003年から大会日程が11月後半に繰り下げられたことは、シーズンの長期化という形で社会人野球チームに負担をかけることとなり、また、日本選手権開幕前または開催中にドラフト会議が実施されて本大会がプロを目指す選手のアピールの場として十全に機能しているとはいえないとの意見が出たことを受け、日本野球連盟は2012年シーズンから、11月前半に日本選手権を開催する方針を示した。ただし、2008年以降のドラフト会議は10月後半に行われていることから、11月前半でも「ドラフト会議に向けてのアピール」にはならないことになる。これよりも早める場合、京セラドーム大阪を本拠地として使用するオリックス・バファローズがクライマックスシリーズ、日本シリーズに出場した場合の調整が必要となるため、思い切った前倒しができない状況にある。 2020年の大会は、東京オリンピックが開催されるのに伴い、都市対抗と開催時期を入れ替え、7月にほっともっとフィールド神戸、京セラドーム大阪の2球場で開催予定だった。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大のため、中止となった。 2021年大会は、延期された東京五輪の開催日程を踏まえ、2020年と同じ要領で都市対抗大会と時期を入れ替えて7月にほっともっとフィールド神戸と京セラドーム大阪で開催された。
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