伊勢神宮との関わりについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 07:57 UTC 版)
「近鉄特急」の記事における「伊勢神宮との関わりについて」の解説
近鉄と伊勢神宮の関わりは深く、歴史的には近鉄の前身である大阪電気軌道が伊勢進出を図って姉妹会社の参宮急行電鉄を設立した1920年代まで遡る。現在でも大阪、京都、名古屋をはじめ、新幹線沿線の各都市から伊勢までの輸送ルートとして近鉄線は機能しているが、その参拝客の足として近鉄特急が設定されている。 1947年に近鉄特急が運行開始して以来、伊勢神宮の行事が近鉄の特急運営を左右してきた側面があり、特に20年に一度社殿を建て替える神宮式年遷宮の際には参拝者が多数訪れることから車両の新造、更新、それとセットで運用に少なからず影響を与えてきた。その内容を1953年の第59回神宮式年遷宮以降で列挙する。 1953年(第59回) 2250系の新造と特急増発 1973年(第60回) 12200系の増備と鳥羽線宇治山田駅 - 五十鈴川駅間の複線化(1971年12月竣工)ならびに特急増発 1993年(第61回) 翌年の志摩スペイン村の開業とセットで23000系「伊勢志摩ライナー」の建造(運用開始は翌年)と志摩線の複線化ならびに130km/hへのスピードアップ 2013年(第62回) 50000系「しまかぜ」の運用開始と23000系の車体更新である。 なお、近鉄特急における伊勢神宮への連絡駅は外宮(豊受大神宮)が伊勢市駅、内宮(皇大神宮)が宇治山田駅もしくは五十鈴川駅である。
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