主要根拠地とは? わかりやすく解説

主要根拠地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 06:27 UTC 版)

黒海艦隊」の記事における「主要根拠地」の解説

発足以来黒海艦隊長年にわたりセヴァストポリ根拠地としてきたが、ソ連崩壊以降1997年ロシア-ウクライナ協定により同地使用権期限付き得ているものの、ウクライナの政治情勢により使用権協定更新などの扱い変動し、また艦艇装備更新認められていないなど不安定な状態に置かれてきた。一方ロシア領内ノヴォロシースクにも海軍基地設置されいたもの規模小さく大規模な部隊配置には不適であったこのような情勢対処するため、2000年代以降ロシア海軍ノヴォロシースク基地拡張して黒海艦隊主力をこちらに移すこととし2005年からノヴォロシースク海軍基地拡張作業開始された。この拡張計画により、それまでノヴォロシースク港の海軍埠頭には艦船数隻程度接岸が可能であるに過ぎなかったところを2010年まで複数埠頭整備し2020年までに航空基地などの附属施設整備することとしていた。その後黒海艦隊への新造艦配備計画関連して、これら新造艦ロシア-ウクライナ協定縛られないノヴォロシースク基地配備して運用するため、拡張計画規模は更に拡大され2014年まで新造艦配備・運用必要な施設整備することとなっていた。しかしながら2014年ロシアによるクリミア半島編入により、ロシアセヴァストポリ安定して使用できる状況生じつつあり、今後のセヴァストポリ・ノヴォロシースク両基地位置付け変化することとなる。 国外でシリア港湾都市ラタキアタルトゥース長年補給拠点としており、これらを策源地として2015年ロシア軍シリア内戦アサド政権支援して介入した黒海艦隊は、トルコ支配下にあるボスポラス・ダーダネルス両海峡というチョークポイント抱え、両海峡モントルー条約により軍艦通過制約課せられていることから、その外側にあるシリア基地貴重な存在となっている。

※この「主要根拠地」の解説は、「黒海艦隊」の解説の一部です。
「主要根拠地」を含む「黒海艦隊」の記事については、「黒海艦隊」の概要を参照ください。

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