主格属格与格対格奪格とは? わかりやすく解説

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主格・属格・与格・対格・(呼格)・奪格・(地格)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 18:27 UTC 版)

ラテン語の格変化」の記事における「主格属格与格対格・(呼格)・奪格・(地格)」の解説

この順序ビザンツ文法学者発するもので、元来ギリシャ語記述使われていた順序である。アメリカで通用している標準的な順序だが、呼格末尾移動することが増えている。Wheelockの文法書(1956)では呼格地格省略され概説的な説明付されるのみであり、主格・属格・与格・対格・奪格・(呼格)の順序となっている。ポーランドでも通用しているが、これは、ポーランド語の格(計7つ)の表示順序と同じためでもある。ただし、ポーランド語では奪格個所具格(instrumental)が入る。オランダでもこの順序一般的である。オランダ語自体格変化システム消失している言語だが、根本的な理由としては、ラテン語古代ギリシャ語ドイツ語格変化表示順序同じになり、学習効率面で優れているというメリットによるところが大きい。日本でもこの順序であり、事情オランダに似ているドイツでも一般的だが、これはドイツ語の格の表示順序主格属格与格対格)がこれと同じためである。リトアニア同様にリトアニア語の格の表示順序が同じことによる主格属格与格対格呼格奪格順序ギリシャ古代ギリシャ語現代ギリシャ語ラテン語全てで)とイタリアで標準的な順序として採用されている。地格はこれとは切り離して扱われるラテン語では滅多に使われることがなく、古典ラテン語期に廃れていたとされるためである。

※この「主格・属格・与格・対格・(呼格)・奪格・(地格)」の解説は、「ラテン語の格変化」の解説の一部です。
「主格・属格・与格・対格・(呼格)・奪格・(地格)」を含む「ラテン語の格変化」の記事については、「ラテン語の格変化」の概要を参照ください。

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