地格とは? わかりやすく解説

ち‐かく【地格】

読み方:ちかく

インド‐ヨーロッパ語などにおける文法用語で、格の一。存在動作位置・場所(で・において)などの関係を表す格。位格


地格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/11/26 00:43 UTC 版)

地格(ちかく)




「地格」の続きの解説一覧

地格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 18:24 UTC 版)

ラテン語の文法」の記事における「地格」の解説

地格は稀にしか使用されない格で、町や小さな島固有名詞その他の僅かな単語使用されるのみである。意味は場所を表す。例:domus「家」。 cōnsul alter Rōmaensit二人コンスルのうちの一人ローマに留まった」 multōs annōs nostrae domī vīxit 「彼は長年私たちの家に住んだ

※この「地格」の解説は、「ラテン語の文法」の解説の一部です。
「地格」を含む「ラテン語の文法」の記事については、「ラテン語の文法」の概要を参照ください。


地格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 18:27 UTC 版)

ラテン語の格変化」の記事における「地格」の解説

地格は行為が行われる場所を表す。初期ラテン語では地格は広範囲用いられていたが、古典ラテン語期になると、滅多に使われなくなり町の名前小さい島の名称、その他の僅かな単語使われるにすぎなくなった。この言語上の変化もあって、古代ローマ人は、島(ヨーロッパ島々)というのは、シチリア島サルデーニャ島コルシカ島クレタ島キプロス島ブリテン島アイルランド島除けば全て小さいのだ、と考えようになった。地格の機能奪格吸収され合流していった。地格の語尾は、第1・第2格変化単数では属格同形になり、第3格変化単数では与格同形になった複数では、第1から第5までの全ての格変化パターンで、奪格同形になった。第4・第5格変化地名でも、奪格語形が地格を兼用するようになった。ただし、場所を表現するのに、前置詞用いず、地格のみを用い名詞若干存在する。例:bellum → bellī「戦争で」、domus → domī「家で」、rūs → rūrī「農村で」、humushumī「地上で」、mīlitia → mīlitiae「軍務で、戦場で」、focusfocī「炉端で」「共同体中心で」。 アルカイック期には、第3格変化名詞単数地格は、与格奪格交換可能だったが、アウグストゥス時代になると、与格使用固定化ていった。地格は行為複数の場所で(同時に行われること表現できない複数の地格が文法上、存在するのは、Athēnae(「アテネ」、女性複数主格)のように絶対複数(pluralia tantum、複数語形単数の意味を表す)の固有名詞存在したためである。「彼/彼女/それは家にいる」という文は"Est domī"のように地格を用いて表現できるが、「彼らが彼らの(各々の)家にいる」は不可能で、"Sunt in domibus suī"(「彼らはそれぞれ彼ら自身の家にいる」)と言う必要がある。"Sunt domī"では「彼らは一つの家にいる」(家族親族一族として、訪問来客時など)の意味になってしまうためである。なお、形容詞には地格の語形がない。 地格説明単数複数第1格変化mae -ae Athēnīs -īs 単数属格と同じ。 複数奪格と同じ。 第2格変化 Corinthī -ī Delphīs 第3格変化CarthāgineCarthāginī -ī, -e Trallibus -ibus 与格奪格と同じ。 第4格変化portūsenātī -ū-ī 第5格変化diē -ē 特殊な名詞domīhumīrūrī, rūre -ī, -e

※この「地格」の解説は、「ラテン語の格変化」の解説の一部です。
「地格」を含む「ラテン語の格変化」の記事については、「ラテン語の格変化」の概要を参照ください。


地格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 16:33 UTC 版)

姓名判断」の記事における「地格」の解説

名の画数合計一字名でもその人性格をあらわす。霊数加えない加える説もある)。 幼年期運勢あらわし人物の成長過程に強い影響与えるため、性格才能金運適職性的傾向関与する原則的に人格人間内面表象する数であるのに対し、地格は「他人に対す自分印象」を表す数である。吉数であれば他人から良い目で見られ社交性に富む。逆に凶数であれば他人から良い印象受けない上の金運性的傾向適職関与するとはここから導かれる帰結である。

※この「地格」の解説は、「姓名判断」の解説の一部です。
「地格」を含む「姓名判断」の記事については、「姓名判断」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「地格」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「地格」の関連用語

地格のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



地格のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの地格 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのラテン語の文法 (改訂履歴)、ラテン語の格変化 (改訂履歴)、姓名判断 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS