主催者への処分(2010年以降)
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「トムラウシ山遭難事故」の記事における「主催者への処分(2010年以降)」の解説
2010年3月1日 - 社団法人日本山岳ガイド協会の事故特別委員会が調査・作成した「トムラウシ山遭難事故報告書」を公表。 2010年3月31日 - 観光庁は安全対策・旅程管理の再確認を促すようアミューズトラベルに対して厳重注意処分を発令(観観産第630号文書 (PDF) )。 2010年12月15日 - 観光庁の立ち入り検査により、当ツアーで安全確保のため必要な計画作成などを怠ったこと、同社札幌営業所で旅行業務取扱管理者を長期間配置しなかったなど旅行業法違反事項が発見されたことにより、2010年12月16日から2011年2月4日まで旅行業法第11条の2第1項違反により本社営業所を業務停止命令とする旨を同日発令。 2011年3月8日 - 業務停止命令期間中の同社本社営業所が新たに企画旅行の契約を締結していたとして、観光庁が厳重注意処分を発令(観観産第622号文書 (PDF) )。 2017年12月27日 - 北海道警察が事故当時のアミューズトラベル社長と男性ガイド3人(うち1人は死亡)を業務上過失致死傷の疑いで釧路地方検察庁に書類送検した。ツアーに参加した7人を凍死させたほか、1人に低体温症など負傷させた容疑。事故の予見可能性などについて慎重な捜査を続けた結果、8年越しの立件となった。 2018年3月9日 - 釧路地方検察庁はアミューズトラベル元社長とガイド2人を嫌疑不十分で不起訴とし、死亡したガイド1人も被疑者死亡で不起訴とした。 類似遭難事故と旅行業登録取り消し 主催者のアミューズトラベルは、当ツアーでの事故発生後もほかのツアーについては催行実施を継続したが、この事故から約3年4か月後の2012年11月には、中華人民共和国北部の山間部にある万里の長城に向かうツアーで3人の死者を出す遭難事故を起こし、2012年12月に旅行業の登録取り消し処分となった。2021年2月10日付で法人の清算を終了し登記簿閉鎖している。
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