主な車種・エンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 09:37 UTC 版)
「富士グランチャンピオンレース」の記事における「主な車種・エンジン」の解説
1971年(昭和46年)から数年間のシリーズ初期には、ローラ・T160およびマクラーレン・M12 (以上二座席レーシングカー)、ポルシェ・908 (プロトタイプ・スポーツカー)、ポルシェ・917 (スポーツカー)などの競技用車と、ニッサン・フェアレディ240ZG (特殊グランドツーリングカー) などの乗用車が混走していた。 2,000cc限定以降はマーチやシェブロンのシャーシを中心に、ローラ、GRD、アルピーヌといったマシンが加わった。また、いすゞ、ベルコ、シグマ(現・サード)、マナ、紫電、NOVAといった国産マシンも参戦したが、NOVA53Sが1978年のチャンピオンマシンとなった以外、目立った成績を挙げることはできなかった。 1979年にシングルシーターが認められてからは、ムーンクラフト製の通称“MCS(ムーンクラフトスペシャル)カウル”を装着したマシンが主流になった。シャーシは当初2座席スポーツカーを改造したものだったが、1980年にマーチ792シャーシを使用したマシン(ロイスRM-1)が登場し好成績を挙げて以降、F2用シャーシが使われるようになった。 最後期にはF3000用マシン(フォーミュラカー)をベースに富士GC専用に作られたシャーシに加え、マッドハウス、セルモ、R&D、OKAMOTO SPL.などの国産シャーシも登場。ムーンクラフト以外のカウルも多種現れた。 エンジンは最初期にはシボレーV8やコスワースDFVを搭載したマシンが参戦したが、2,000cc時代に移行してからはBMW M12/6エンジンの活躍が目立った。そのほかハートBDA、三菱R39B、マツダロータリー13B、トヨタ18R-Gなどが使用された。特にマツダ13Bエンジンはペリフェラルポート仕様で安定して300PSを発揮したため、1977年に初優勝を飾った後対BMWエンジンの一番手として健闘し、一時は富士GC出場者の大半がMCSに13Bを搭載していた時期もある。BMW対マツダ・ロータリーの時代が長く続いた後、1985年に登場したヤマハOX-66エンジンが大勢を占めた時期もある。1987年に3,000ccへ移行して以降の最後の3年間は、無限ホンダMF308と再びコスワースDFVが大勢を占めた。
※この「主な車種・エンジン」の解説は、「富士グランチャンピオンレース」の解説の一部です。
「主な車種・エンジン」を含む「富士グランチャンピオンレース」の記事については、「富士グランチャンピオンレース」の概要を参照ください。
- 主な車種・エンジンのページへのリンク