主な受賞、栄典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 14:54 UTC 版)
ワルタリには1952年、フィンランディア勲章(フィンランド語版)が授与される。またその功績を称えてフィンランド作家協会(英語版)(Suomen Kirjailijaliitto)は毎年恒例の顕彰事業を続け、若手作家を対象にワルタリ賞(英語)(フィンランド語)を選考してきた[リンク切れ]。 ヘルシンキのワルタリ記念像(フィンランド語)はヘルシンキ市南部カンピンマルミ地区Etu-Töölöにあり、ワルタリの旧宅に近い。また彫刻「王の思惑」Veikko Hirvimäki(フィンランド語)の創作の源は、ワルタリの書いたTurms kuolemattomaan (仮題『不滅のトゥルムス』)の一節から得たという。 "Ihmisessä itsessään ovat pisimmät matkat."(「人こそ最も長い旅をしている。」) —ヘルシンキ市立美術館「公共の彫刻」 これまでに公共の場に置く彫刻について激しい論議が交わされ、näköispatsas(フィンランド語)の方がよかったという人も多い。ワルタリはヘルシンキ中心部に抱く自身の記憶が残っているうちに、公共の小便器(フィンランド語)を建てたいと述べた。作家の記憶を受け継ぐミカ・ワルタリ協会は(2000年設立)、とりわけ年鑑『Illusioni』の出版事業を担ってきた。 ワルタリ生誕99周年を記念して、ヘルシンキの図書館Töölön kirjastoは2007年9月19日、4階の多目的空間を「ミカ・ワルタリ・ホール」として開設した。 生誕100周年に当たる2008年、新聞やラジオ、テレビで多くの機会に記念の記事や番組を公開した。フィンランド貨幣局(フィンランド語版)は記念コインの銀貨を発行、額面は10ユーロであった。当時もフィンランド人が最も愛読する書籍には、『エジプト人シヌヘ』(Sinuhe egyptiläinen)が選ばれている。Panu Rajalaの著した伝記は2008年秋にWSOYから、850ページの大部『Unio mystica: Mika Waltarin elämä ja teoksetika』(仮題『ワルタリの人生と仕事』)として発行され、Marketa Hejkalováの英訳版『Mika Waltari the Finn』も上梓された(後者は仮題『フィンランド人ミカ・ワルタリ』チェコ語版から重訳。) 『Aku Ankka』はワルタリに捧げた11ページの漫画雑誌で、ワルタリ自身と「時代遅れの」キエクとカイクが登場する。ミカ・ワルタリの名前を冠した学校は、2014年にウーシマー県Pornainen(ウィキデータ)のLaukkoski村(ウィキデータ)に設立された。 1952年 フィンランディア勲章 1957年 フィンランド学士院(英語版)会員 1970年 トゥルク大学名誉博士号 小惑星ワルタリ(4266) 同シヌヘ(4512)
※この「主な受賞、栄典」の解説は、「ミカ・ワルタリ」の解説の一部です。
「主な受賞、栄典」を含む「ミカ・ワルタリ」の記事については、「ミカ・ワルタリ」の概要を参照ください。
- 主な受賞、栄典のページへのリンク