主なチベット料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 05:41 UTC 版)
ツァンパ (རྩམ་པ་) 麦焦がし。チベットの主食。大麦の一種のハダカオオムギを炒って粉末状にしたものにジャ(バター茶)を少量加え、手で良くこね、団子状にして食べるもの。 バレ(英語版) (བག༌ལེབ༌) ※ラサ方言では「パレ」 チベットのパン。地域ごとに異なり、一般的にはホットケーキのように円形で薄いもの。肉入りの揚げパンはシャパレ(英語版)という。 トゥクパ (ཐུག་པ་) うどんに類似。日本のうどんと違い、麺にコシはないが野菜やきのこ、ヤクの肉などの具材を加えたあっさりとしたスープで、日本人にも食べやすい。すいとん状のトゥクパもある。 テントゥック (འཐེན་ཐུག་) アムド地方で食べられるチベット風うどん。麺はきし麺のように平打ちにしたもの。 モモ (མོག་མོག་) チベット風の餃子。野菜のほか、チベット本土ではヤクの肉が具材として使われる。形は小籠包に近いのが多い。日本や中国と同じものもあれば、シュウマイのように丸い形のものもある。ネパールやブータン、シッキムでもポピュラーな料理で、水餃子のものや具材にチーズを加えるなど、地域によって食べ方が変わる。 ジャ (ཇ་) プージャ (བོད་ཇ་)、直訳するとチベット茶はバター茶である。黒茶を固めた磚茶(団茶)を削りヤク乳のギーであるヤクバターと岩塩を混ぜたものをドンモと呼ばれる道具で撹拌して作る。塩分がありスープに近い味で、日本人には好みが分かれる。 チャン(ཆང༌) 大麦や米などからつくられる酒。
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