だん‐ちゃ【×磚茶】
磚茶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/20 04:43 UTC 版)
磚茶(ジュアンチャ、ひちゃ、とうちゃ、せんちゃ)は、英語圏ではTea brickと呼ばれていて、『磚』とは煉瓦という意味で、煉瓦あるいは敷石のような薄い長方形の板状のものを指す。新疆ウイグル自治区の回教徒の為に、持ち運びに便利なように加工されたのが始まりとされる。チベットの「バター茶」も磚茶をほぐして煎じて作り、「茶馬古道」で雲南からチベットへ運ばれたのもこうした茶である。黒茶を原料とする黒磚茶や茯磚茶(湖南省)、老青茶を原料とする青磚茶(湖北省)、紅茶を圧縮成形した米磚茶(四川省)などがある。ただし花磚茶は、同じ磚茶という名称を使用してはいるものの円柱形である。日本でも明治から第二次大戦前までは熊本県宇城市小川町などで紅磚茶が生産され中国やロシア方面に輸出されていた。方茶(ホウチャ)も、磚茶の一種。平たい正方形に整形される。上面に文字があしらわれていることが多い。 磚茶 方茶
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