両用即応群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 09:15 UTC 版)
両用即応群(りょうようそくおうぐん、英語: Amphibious ready group, ARG)はアメリカ海軍の戦闘単位の一つである。アメリカ海兵隊の海兵遠征部隊(MEU)と[注 1]、これを輸送・揚陸する揚陸艦によって構成され、水陸両用作戦を実施する[2]。
注釈
- ^ a b ベトナム戦争の時期のアメリカ海兵隊は、第一次インドシナ戦争の際のフランス極東遠征軍 (CEFEO) との差別化を図るため、部隊名の「遠征」(expeditionary)を「両用」(amphibious)と呼び替えるようにしており、海兵遠征部隊(MEU)も「海兵両用部隊」(MAU)と称されていたが[1]、1987年にグレイ大将が海兵隊総司令官に着任すると、再びMEUと称されるようになった[2]。
- ^ a b なお湾岸戦争の際には、海兵遠征旅団(MEB)を乗艦させるため、LHA×1隻とLPH×2隻、LPDとLSDがそれぞれ3隻、そしてLSTが3・4隻という大規模なARGも編成された[4]。
出典
- ^ a b c d e f g h i Friedman 2002, p. 11.
- ^ a b c d 井上 2019.
- ^ Polmar 2013, p. 49.
- ^ a b Lowry 2008, pp. 269–270.
- ^ Hutchins et al. 2005, pp. 11–18.
- ^ Friedman 2002, p. 458.
- ^ a b Friedman 2002, p. 378.
- ^ a b 堤 2018.
- ^ a b Hutchins et al. 2005, pp. 2–7.
- ^ 中矢 2012.
- 1 両用即応群とは
- 2 両用即応群の概要
- 3 脚注
- 両用即応群のページへのリンク