世界の自転車タクシー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 15:53 UTC 版)
「自転車タクシー」の記事における「世界の自転車タクシー」の解説
サイクル・リクシャー (Cycle rickshaw) インドやバングラデシュ、ネパールなどインド文化圏での呼称。今でも各地で普通に見られる。人力車が廃れた所では、リキシャはこれの略称となっている。パキスタンでも使われていたが、アユーブ・ハーンの時代に禁止されたため、現在は、バハーワルプール近郊など一部の都市を除いて見ることは出来ない。 シクロ(cycloまたはXich Lo) ベトナムとカンボジアでの自転車タクシーの呼称。大都市で見られるが、数は減りつつあり観光用の乗り物になっている。一般的には前に乗客が座るようになっており、全身に風が当たる爽快感は他の交通機関では味わえない独特なものがある。日本でも神戸や札幌で運行を行っている。 セダップローイ (xe đạp lôi) ベトナムのアンザン省やドンタップ省、キエンザン省では後ろに荷車を牽引しそこに客を乗せるタイプが多い。同様のもののオートバイ版はセマイローイと呼ばれる。 トライシャ (trishaw) マレーシアとシンガポールでの自転車タクシーの呼称。観光用の乗り物となっている。 ベチャ (becak) インドネシア。ジャカルタでは主要道路での営業は認められていないが、都市近郊の交通機関としてよく使われている。 トライシクル (tricycle) フィリピンでの自転車タクシーの呼称。トライシクルにはモーターが付いたものも含まれる。ペディキャブ (Pedicab) という呼び方もあり、こちらは自転車動力のみ。 トリシークロ (tricyclo) 中南米の自転車タクシーの呼称。トライサイクルのスペイン語に相当。例えばペルー・チチカカ湖近辺では一般的乗り物。最高時速10km台とはいえ、前に座る乗客には意外と早く感じる。 ビシタクシー (Bicitaxi) キューバの自転車タクシーの呼称。 輪タク 日本での古い自転車タクシーの呼称。最後の一台が1980年代まで存在したが、現在は存在しない。 サンルゥンチァ(普通話:sānlúnchē、広東語:saam1 leon4 ce1 三轮车・三輪車) 中国。マカオにおいては、観光用に残る。英語名称ペディキャブ (Pedicab)。 ベロタクシー (Velotaxi) ヨーロッパ、アメリカ。ベロタクシーは商品名だが新しいスタイルの交通機関として認識されつつある言葉である。日本にも導入されている。 ボダボダ (Vodavoda) ケニア。「ボダボダ」とは英語のボーダー(Border「国境」)から来た造語。 シクロポリタン (Cyclopolitain) フランス。2003年から運行。Cyclo「シクロ」とMetropolitain(仏語)「メトロポリタン」を掛け合わせた造語。日本にも導入されている。
※この「世界の自転車タクシー」の解説は、「自転車タクシー」の解説の一部です。
「世界の自転車タクシー」を含む「自転車タクシー」の記事については、「自転車タクシー」の概要を参照ください。
- 世界の自転車タクシーのページへのリンク