世界の七不思議
原題: | Seven Wonders of the World |
製作国: | アメリカ |
製作年: | 1956 |
配給: | ロビン・インターナショナル配給 |
キャスト(役名) |
解説 |
「シネラマ・ホリデー」に続くシネラマ第3作。今回の製作はローウェル・トーマス。彼の原案に基づいてプロスパー・ブラネリとウィリアム・リプスカムがシナリオと解説を担当した。監督は「真夏の曲線美」のテイ・ガーネット、飛行家のポール・マンツ、「緑の火・エメラルド」のアンドリュー・マートン、「四十人の女盗賊」のテッド・テズラフ、それにウォルター・トンプソン。撮影は「シネラマ・ホリデー」の共同撮影者の1人ハリー・スクェア、空中撮影はゲイン・レシャー。音楽は「ギャングを狙う男」のエミール・ニューマンと、ジェローム・モロス、デイヴィッド・ラスキンの3人。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
第1部--古代の“世界の七不思議”のうち現存するのはエジプトのピラミッドとスフィンクスだけ。シネラマは、まずここを訪れるが、再びニューヨークへ帰り、今は現代の新しい七不思議を求めて冒険の旅に出る。自由の女神像に別れを告げたシネラマの旅は、最初に南米へ行く。人跡未到の密林の奥にナイヤガラの2倍もあるイグアズーの滝を眺め、リオデジャネイロに入ってはカーニヴァルと、コルコヴァの峰高く聳え立つ救世主の像を見る。次にシネラマ・クリッパーは日本へ飛び、富士山、大仏を見、日本女性の美しさを七不思議の中に加える。カンボジアではアンコール・ワット。インドではガンジス河畔の聖都ベレナスの珍しい風物、タジ・マハルの廟を見る。ヒマラヤ山中の世界最高の避暑地ダージリンに行く列車は急坂を上るため絶えず線路に砂をかける。さて次はエジプト。スエズ運河。そして聖書にあるシナイ山。エジプトを去って死海へ。死海も自然界の不思議の1つ。パレスチナではキリストの生まれたというナザレの町、昇天したオリーヴスの丘を見る。第2部--暗黒大陸アフリカに来たシネラマの旅は、巨象や鰐の恐ろしさを知り身長7尺の巨人が揃うワッシ族に驚く。サハラ砂漠のラクダの隊商、ヴィクトリアの滝。一転して今度はアラビアへ。ここにはアラビアン・ナイトの不思議--空虚の国、ラバル・カリがあり、アラビア人さえ横断したことのない無の世界である。奥地深く入り砂漠の酋長を訪ね、ラクダ隊の突撃を見せてもらう。砂漠を西に回ってイスタンブール、オリンパスの丘、さらにギリシアのパルテノン宮殿の遺跡を見て、やがて地中海。水の都ナポリ、ヴェスビアスの火山。ピサの斜塔は建築学上の不思議である。旅の最後はローマ。セント・ピータース寺院、ヴァチカン宮殿、コロシウムなど。これで4大陸を訪問したが1つ残った北アメリカを終わりに見物。世界一高いエンパイア・ステート・ビル。紀元前1千年も前からあるといわれるヨセミテ公園のアメリカ杉を見る。この木の下に立つと人間がいかにつまらないものかが分かる気がするという。 |
世界の七不思議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/11 07:11 UTC 版)
世界の七不思議(せかいのななふしぎ)とは、7つの建造物のことである。現在、一般的には、古代世界の七不思議として伝承されてきた、ギザの大ピラミッド、バビロンの空中庭園、エフェソスのアルテミス神殿、オリンピアのゼウス像、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟、ロドス島の巨像、アレクサンドリアの大灯台の7つを指す。
- ^ a b 世界大百科事典. 平凡社
- ^ 羅和辞典. 研究社
- ^ Oxford Advanced Learner's Dictionary. Oxford University Press
- ^ Ernst von Khuon (2018-07-10) (ドイツ語). Bau- und Kunstwerke der Antike: Die sieben Weltwunder:. BookRix. p. 17. ISBN 9783743866362 2020年11月2日閲覧。
- ^ “CNN Natural Wonders”. CNN (1997年11月11日). 2009年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月31日閲覧。
- ^ マイナビウーマン(2014年12月20日)
- 1 世界の七不思議とは
- 2 世界の七不思議の概要
- 3 現代の「世界の七不思議」
- 4 関連する作品
世界の七不思議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 07:53 UTC 版)
世界の七不思議 ※詳細は各項目を参照のこと。 ヘロドトスの選(紀元前5世紀) 詳細不明 カリマコスの選(紀元前3世紀前半) 詳細不明 アレクサンドリアの大灯台の着工と竣工は、いずれもカリマコスが生きていた時代に成されている。 ビザンチウムのフィロンの選(紀元前225年頃) ギザの大ピラミッド、バビロンの空中庭園、ロドス島の巨像、オリンピアのゼウス像、エフェソスのアルテミス神殿、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟、バビロンの城壁 アレクサンドリアの大灯台は既に存在しているが、フィロンは自国の不思議を選ばないと決めていたため、大灯台ではなくバビロンの城壁を選んでいる。しかし、フィロンの選んだ「バビロンの空中庭園」を「アレクサンドリアの大灯台」に入れ替えたものが後世には広く知られるようになった。 シドンのアンティパトロスの選(紀元前140年頃) エフェソスのアルテミス神殿、バビロンの城壁、オリンピアのゼウス像、バビロンの空中庭園、ロドス島の巨像、ギザの大ピラミッド、ハリカルナッソスのマウソロス霊廟 「ほかが全て霞んでしまう」というほど、アルテミス神殿を高く評価しているのが特徴。 大プリニウスことガイウス・プリニウス・セクンドゥスの選(1世紀半ば) ギザの大ピラミッド、アレクサンドリアの大灯台、テーベの空中庭園、エフェソスのアルテミス神殿、その他詳細不明 新・世界七不思議 ※詳細は各項目を参照のこと。 チチェン・イッツァのピラミッド、イエス・キリスト像、万里の長城、マチュ・ピチュ、ペトラ、コロッセオ、タージ・マハル 新・世界七不思議 自然版 ※詳細は各項目を参照のこと。 アマゾン、ハロン湾、イグアスの滝、済州島、テーブルマウンテン、コモド島、プエルト・プリンセサ地底河川
※この「世界の七不思議」の解説は、「世界七大一覧」の解説の一部です。
「世界の七不思議」を含む「世界七大一覧」の記事については、「世界七大一覧」の概要を参照ください。
「世界の七不思議」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
- 世界の七不思議のページへのリンク