世界の七景観のエピグラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:04 UTC 版)
「シドンのアンティパトロス」の記事における「世界の七景観のエピグラム」の解説
アンティパトロスは、ビザンティウムのフィロン、ストラボン、ヘロドトス、そしてシケリアのディオドロスなどと共に、古代世界の七不思議の一覧に関連付けられている。紀元前140年頃に造った詩において、彼は次のようにうたっている。最後の三つのラインにおいて、アルテミス神殿をとりわけ取り上げ称賛している: わたしはかつて、チャリオットがその上で走ったであろう、難攻不落のバビロンの城壁を眺め遣った。またアルペイオス河の堤の傍らゼウスの像を眺めた。わたしは空に懸かる庭園を、またヘーリオス神の巨像を、偉大なる人工の山、聳立するピラミッドを、そしてマウソロスの巨大な霊廟を観た。しかし、雲に聳えるアルテミスの聖なる宮居を観たとき、他のものは陰に隠れて問題外となった。太陽神ヘーリオス自身でさえ、荘厳なるオリュンポス以外の場所で、かようなものを見たことがないだろうから。 — ギリシア詞華集(Greek Anthology, 原文古代ギリシア語)IX.58
※この「世界の七景観のエピグラム」の解説は、「シドンのアンティパトロス」の解説の一部です。
「世界の七景観のエピグラム」を含む「シドンのアンティパトロス」の記事については、「シドンのアンティパトロス」の概要を参照ください。
- 世界の七景観のエピグラムのページへのリンク