不祥事の内幕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 05:43 UTC 版)
2016年6月3日放送のTBS系『爆報! THE フライデー』で友田が『夕やけニャンニャン』を去って以来31年ぶりにマスコミの表舞台に登場し、当事者として初めてこの不祥事の内幕を打ち明けたのと彼女のその後の様子が放送された。友田の述懐によれば、写真に撮られていた他のメンバーらとは以前から喫煙常習者同士であり、喫茶店で話しこんでいくうちに気が緩んでしまって廻りを気にせずに喫煙していたところ、突然一人の男性が彼女らのその姿をカメラで撮影し、何処の誰かと身元も明かさずにすぐさま立ち去ったという。一瞬のことに驚いて唖然としていた彼女らではあったが、アイドルとして致命的な行為をやってしまった事の重大さに気付き、撮影者を店外まで追ったりしたものの既に時遅く見つけることは出来なかった。窮した彼女らは番組スタッフに電話連絡して事の次第を話し、フジテレビに呼び戻されてその日のうちに厳重注意を受ける。身元不明の者に撮られたことで、世間に公表されるか否かが判らなかったため、とりあえずは番組出演続行の措置が取られたが、数日後、フジテレビ内にて番組スタッフから『週刊文春』への掲載が不可避ということが「喫煙組」全員に告げられて、その処分として番組から降板するに到った。そして、十数日後に番組に復帰を果たす樹原以外は、ほどなくしておニャン子クラブから脱退する。 1986年発行の公式本『こニャン子クラブ編 あぶな~いおニャン子』(フジテレビ出版)によると、番組側は当初は脱退させる措置まで採るつもりはなくて、番組から降板させたのは反省期間として一時設けたものに過ぎなかった。しかし、各々の通学していた学校が1人に退学、3人に謹慎処分を下してしまい、番組側が話し合いを持った彼女らの学校の教師と両親側が「もうテレビに出してほしくはない」と申し入れたことで、そのまま辞めるかたちになっていった経緯が記述されてある。幼少のころよりアイドルになることを夢見ていた友田ではあったが、この件のショックが響いて挫折してしまい、再びアイドルを目指すことはなくなってしまった。 『週刊文春』の記者たち(撮影者と彼女らが撮影された後のやりとりを記録していた計2人)は当初から彼女らをおニャン子クラブのメンバーと知ってフジテレビを出てくるところから尾行し、喫煙現場である喫茶店内に入って様子も窺っていたのだが、彼女らはまったくそれには気が付かなかった。皮肉にも、写真を撮られた際に彼女らが話題にしていたことは、ファンがフジテレビを出たところで出待ちして、追っかけも発生しているということであった。
※この「不祥事の内幕」の解説は、「週刊文春喫煙事件」の解説の一部です。
「不祥事の内幕」を含む「週刊文春喫煙事件」の記事については、「週刊文春喫煙事件」の概要を参照ください。
- 不祥事の内幕のページへのリンク