一網打盡とは? わかりやすく解説

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いちもう‐だじん〔イチマウ‐〕【一網打尽】

読み方:いちもうだじん

《「宋史」范純仁伝から》一度打った網でそこにいる全部捕らえること。転じて一味の者を一度全部捕らえること。「密輸グループを—にする」


一網打尽

読み方:イチモウダジン(ichimoudajin)

一味の者を一度全部つかまえること


一網打尽

作者穐山巌

収載図書迷彩服の男
出版社本の泉社
刊行年月2003.12


一網打尽

読み方:いちもうだじん

  1. 一時に多数犯罪者捕縛することをいふ。網を打つて一度多くを取る意味から来たものである。〔犯罪語〕

分類 犯罪

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一網打尽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 01:12 UTC 版)

一網打尽(いちもうだじん)は、時代の中国からの熟語

概要

一度に打ったで、そこにいるすべてのを捕らえるということである。このことから転じて、一度に一味の全ての者を捕らえるということを意味する[1]

由来

この言葉の由来は、宋の時代の中国の仁宗という皇帝の時の政治からである。仁宗はを愛し、賢才を登用し、学術を奨励していたために慶暦の治と言われていた。だが当時の習慣では皇帝は大臣たちに相談もしないで勝手に恩詔を下すということが行われていた。この時期に杜衍という人物が首相となる。杜衍は清廉潔白誠実で忠信に優れていたために、皇帝が勝手に恩詔を下すという習慣は政道を乱すものとして嫌い、皇帝が勝手に恩詔を下したならば自分のところで握りつぶして、いくつかたまったならばそのまま皇帝のところに還すということをしていた。杜衍のこの行いは利益を受けていた者からは聖旨を勝手に曲げていると非難されていた。それから杜衍の婿官吏となり、公金を着服するということがあった。これを見つけた御史の王拱辰は、これで杜衍を陥れてやろうとして、婿らを投獄して、厳しく調べ上げて、数人を罰した。それから杜衍も首相を辞めることになった。こうして王拱辰が喜んで述べた言葉が、われ一網打尽せりであった[2]

脚注

  1. ^ 日本国語大辞典,四字熟語を知る辞典, デジタル大辞泉,精選版. “一網打尽(イチモウダジン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年4月11日閲覧。
  2. ^ No. 462 【一網打尽】 いちもうだじん|今日の四字熟語・故事成語|福島みんなのNEWS - 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事”. fukushima-net.com. 2025年4月11日閲覧。

一網打尽

出典:『Wiktionary』 (2021/04/13 01:52 UTC 版)

成句

いちもうだじん

  1. 投網一度投げてそこにいるをすべて取り尽すように)一度関係者ことごとく捕らえ、罪に陥れること。

由来


「一網打尽」の例文・使い方・用例・文例

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