一次生成粒子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 01:05 UTC 版)
微粒子として直接大気中に放出されるものを一次生成粒子という。粗大粒子が多い。普通、滞空時間は数分から数時間で、数-数十kmを移動する。水溶性、吸湿性が低いものが多い。主に以下のものがある。 煤煙 - 燃焼により発生。石炭や石油の燃焼により発生するフライアッシュなど。 粉塵 - 物の破砕等により発生。 土壌粒子 - 風塵・砂塵嵐により大量に発生。主にケイ素 (Si)、アルミニウム (Al)、チタン (Ti)、鉄 (Fe) などの酸化鉱物からなる。大規模なものとして、東アジアでは黄砂がある。 海塩粒子 - 海面から発生。主に炭酸カルシウム (CaCO3) や塩化ナトリウム (NaCl) からなる。 タイヤ摩耗粉塵 - ゴムタイヤの摩耗により発生。 植物性粒子 - 植物から発生。花粉など。 動物性粒子 - 動物から発生。カビの胞子など。 スパイクタイヤ粉塵 - スパイク(スタッド)による道路面の摩耗により発生。 宇宙塵、星間物質が宇宙から降下してくるもの。
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