い‐こう〔‐カウ〕【▽一向】
いっ‐こう〔‐カウ〕【一向】
読み方:いっこう
2 (あとに打消しの語を伴って)ちっとも。少しも。「—に存じません」「服装には—に構わない」
「その儀では候はず、—御一家の御上とこそ承り候へ」〈平家・二〉
4 いっそのこと。むしろ。
ひた‐すら【只=管/一=向】
読み方:ひたすら
[形動][文][ナリ]そのことだけに意を用いるさま。もっぱらそれだけを行うさま。「—な思い」「—に弁解する」
[副]
1 ひとすじに。いちずに。「—研究にいそしむ」「—無事を祈る」
2 まったく。すっかり。
[用法] ひたすら・いちず——「ひたすら(いちずに)芸に励む」「ひたすら(いちずに)歩き続ける」など、そのことに専念する意では、相通じて用いられる。◇「ひたすら」は、もっぱらそのことだけを行う意で用いることが多い。「ひたすらおわびいたします」「ひたすらお願いするしかなかった」◇「いちず」は気持ちのあり方に重点があり、他を顧りみず、一つの事柄だけに打ち込む意で用いることが多い。「いちずに思い込む」「勉学いちずの毎日」◇類似の語に「ひたむき」がある。脇目もふらず一つの事に熱中する意で、「いちず」に近い。「ひたむきな態度」「ひたむきに生きる」
ひた‐ぶる【▽頓/一=向】
一向
「一向」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女がどんなに懸命にスーツケースにのしかかっても,一向に閉まらなかった
- この問題は解決に一向に進まない。
- 私はそれで一向に構いません。
- 議論が空回りして一向に発展しなかった。
- それは一向苦にならない.
- 彼女と激しい口論をしたおかげで, 僕は目がさえて一向に寝つかれなかった.
- 気ばかり急いて一向に仕事がはかどらない.
- 私が何をしても彼は一向に構わない.
- 手続きに一向に不案内で私は途方にくれた.
- 彼は一向に目先の利かない男だ.
- 国会では一向に目立たない存在だ.
- 一向に加わる
- 彼は今日は一向に良くない
- 一向に気づかないこと
- 何事があっても,一向に気にしない
- 一向宗という,仏教の宗派
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