ワールド・モニュメント・ウォッチとは? わかりやすく解説

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ワールド・モニュメント・ウォッチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/04 06:55 UTC 版)

ワールド・モニュメント財団」の記事における「ワールド・モニュメント・ウォッチ」の解説

アメリカン・エキスプレス援助を受け、1996年初めよWMFは最も危機瀕している遺跡記念物100ヵ所選んで「ワールド・モニュメント・ウォッチ (the World Monuments Watch)」リスト隔年発表している。これは、ユネスコ (UNESCO)によって指定される世界遺産リストおよび「危機にさらされている世界遺産危機遺産)」のリストとは異なるものであるが、範囲の広いユネスコリストに収載された遺産WMFウォッチリスト重複するものがある。「ワールド・モニュメント・ウォッチ」リストは、無関心破壊武力衝突開発自然災害、あるいは気候変動によって危機瀕している世界中文化遺産について国際的注意を引いている。こうした監視通じてWMF危機瀕している遺産保護について地域社会支持啓蒙し、またそういった遺産救済するための技術的および財政的資源についての勧誘行っている。 監視対象遺産は、その分野のエキスパートからなる第三者委員団によって選ばれる。これらのエキスパート政府保存専門家非政府組織NGO)、その他の組織から指名された者の中から選出される古代から現代まですべての時代の、自然環境から建造物まですべてのタイプ遺産対象となる。「モニュメント」は考古学的遺産住居公共・商業軍事宗教建築文化的眺望街並みなどであってよい。 2007年6月6日2008年版の最も危機瀕しているワールド・モニュメント・ウォッチ・リスト100選が、ワールド・モニュメント財団理事長のボニー・バーナム (Bonnie Burnham) から発表された。今年リストは、政治紛争歯止めのない都市および産業開発、そして今回初めて、全地球的気候変動といった、人類作り出した3つの危機的脅威光を当てている。2008年ウォッチリストは、人類共有してきた歴史接す唯一の道筋与えてくれる世界重要な場所の多く取り返しつかない損害引き起こしながら、人間活動よりによって世界文化遺産対し最大脅威となっていることを明確に示している。 「我々は敵に出会った、その敵こそ我々人類である」 - ウォルト・ケリー漫画家環境活動家

※この「ワールド・モニュメント・ウォッチ」の解説は、「ワールド・モニュメント財団」の解説の一部です。
「ワールド・モニュメント・ウォッチ」を含む「ワールド・モニュメント財団」の記事については、「ワールド・モニュメント財団」の概要を参照ください。

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