ロイ_(護衛空母)とは? わかりやすく解説

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ロイ (護衛空母)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/05 06:23 UTC 版)

ロイ
基本情報
建造所 ワシントン州バンクーバーカイザー造船所
運用者 アメリカ海軍
艦種 航空母艦護衛空母
級名 カサブランカ級
艦歴
起工 1944年3月22日
進水 1944年6月2日
就役 1944年7月6日
退役 1946年5月9日
除籍 1946年5月21日
その後 1946年12月31日、スクラップとして売却
要目
基準排水量 8,319 トン
満載排水量 11,077 トン
全長 512フィート3インチ (156.13 m)
水線長 490フィート (150 m)
最大幅 65フィート2インチ (19.86 m)
飛行甲板 474×108フィート (144×33 m)
吃水 満載時20フィート9インチ (6.32 m)
主缶 B&W製ボイラー×4基
主機 5気筒スキナー式ユニフロー蒸気機関英語版×2基
出力 9,000馬力 (6,700 kW)
推進器 スクリュープロペラ×2軸
最大速力 19ノット (35 km/h)
航続距離 10,240海里 (18,960 km)/15ノット
乗員 士官・兵員860名
兵装
搭載機 28機
その他 カタパルト×1基
艦載機用エレベーター×2基
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ロイ (USS Roi, CVE-103) は、アメリカ海軍護衛空母カサブランカ級航空母艦の49番艦。艦名はクェゼリン環礁で二番目に大きいロイ=ナムル島に因んで命名された。

艦歴

当初「アラバ・ベイ (Alava Bay) 」の艦名で1944年3月22日にワシントン州バンクーバーカイザー造船所で起工する。1944年4月26日に「ロイ」に改名され、1944年6月2日にウィリアム・シントン夫人によって進水し、1944年7月6日に海軍に引き渡されP. H. ライアン艦長の指揮下で就役した。

サンディエゴでの整調後に「ロイ」は空母輸送部隊に配属され、前線基地へ航空機、設備及び人員を輸送した。1944年8月13日に287名の兵員と71機の航空機を積み込みエスピリトゥサント島マヌス島へ向かい、9月27日にサンディエゴに帰還する。10月21日に再びマヌス島へ向かい、サンディエゴに帰還した後12月2日にエニウェトク環礁グアムへ向けて三度目の航海に出航する。アラメダオーバーホールを行った後、「ロイ」はマーシャル諸島マリアナ諸島への往復航海を行い、その後真珠湾に向かい回復訓練を行った。訓練の後は、第3艦隊ウィリアム・ハルゼー大将)への補給任務のための準備を行う。

61機の補充の航空機を積み込み、「ロイ」は30日間の戦闘即応態勢に入ってグアムに向かい、第30.8任務群に加わる。「ロイ」の任務は日本本土攻撃を行う第38任務部隊ジョン・S・マケイン・シニア中将)の空母に対しパイロット、乗組員、航空機及びその他の物資を補給することであった。7月4日に姉妹艦の「アドミラルティ・アイランズ (USS Admiralty Islands, CVE-99) 」「ホーランディア (USS Hollandia, CVE-97) 」「セティス・ベイ (USS Thetis Bay, CVE-90) 」と共に出航し、第38任務部隊に7月12日、16日、20日に補給を行う。7月21日にグアムで物資を搭載し、61機を積んで7月27日に出航、7月31日に空母部隊に合流する。グアムに戻ると再び航空機を搭載し、8月14日に任務部隊に合流、日本の占領任務のためそのまま第3艦隊に留まった。戦争の終了に続いて、「ロイ」は帰還兵を輸送するマジック・カーペット作戦に従事した。

「ロイ」は1946年5月9日にブレマートンで退役する。その後、5月21日に除籍され、12月31日にオレゴン州ポートランドのジデル・マシーナリー・アンド・サプライ社にスクラップとして売却された。

「ロイ」は第二次世界大戦の戦功で1個の従軍星章を受章した。

関連項目

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