カサブランカ_(護衛空母)とは? わかりやすく解説

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カサブランカ (護衛空母)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/04 01:32 UTC 版)

カサブランカ
基本情報
建造所 ワシントン州バンクーバーカイザー造船所
運用者 アメリカ海軍
艦種 航空母艦護衛空母
級名 カサブランカ級
建造費 6,033,492ドル[1]
艦歴
起工 1942年11月3日
進水 1943年4月5日
就役 1943年7月8日
退役 1946年6月10日
その後 1947年4月23日、スクラップとして売却
改名 アミール→アラゾン・ベイ→カサブランカ
要目
基準排水量 8,319 トン
満載排水量 11,077 トン
全長 512フィート3インチ (156.13 m)
水線長 490フィート (150 m)
最大幅 65フィート2インチ (19.86 m)
飛行甲板 474×108フィート (144×33 m)
吃水 満載時20フィート9インチ (6.32 m)
主缶 B&W製ボイラー×4基
主機 スキナー式ユニフロー蒸気機関英語版
出力 9,000馬力 (6,700 kW)
推進器 スクリュープロペラ×2軸
最大速力 19ノット (35 km/h)
航続距離 10,240海里 (18,960 km)/15ノット
乗員 士官・兵員860名
兵装
搭載機 28機
その他 カタパルト×1基
艦載機用エレベーター×2基
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カサブランカ (USS Casablanca, ACV/CVE-55) は、アメリカ海軍護衛空母カサブランカ級航空母艦の1番艦。艦名はカサブランカ沖海戦に因んで名付けられた。

艦歴

当初は「アミール (Ameer, AVG-55) 」の艦名で1942年8月20日に ACV-55 (補助空母)に艦種変更され、1943年1月23日に「アラゾン・ベイ(Alazon Bay) 」に改名された。その後1943年4月3日に「カサブランカ」に改名され、1943年7月15日に CVE-55 (護衛空母)へと艦種変更された。カサブランカは1943年4月5日に合衆国海事委員会の契約下ワシントン州バンクーバーカイザー造船所で起工する。1943年7月8日にエレノア・ルーズベルトによって進水、海軍に引き渡され、同日W. W. ギャラウェイ艦長の指揮下で就役する。その後「カサブランカ」は太平洋艦隊チェスター・ニミッツ大将)に配属された。

「カサブランカ」は1944年8月までファンデフカ海峡で訓練艦として護衛空母の乗員を訓練し、8月24日にサンフランシスコで兵員、航空機、ガソリンを積み込みパプアニューギニアマヌス島へ向かう。10月8日にシアトルに帰還し、ピュージェット湾で再び訓練任務を再開し1945年1月22日まで行った後、サンディエゴで修理を行う。

3月13日に出港、真珠湾に向かった「カサブランカ」はその後兵員と航空機をグアム西岸に輸送する。5月12日までサマール島マヌス島パラオに向けて輸送任務に従事し、その後オーバーホールのため帰還する。6月24日に兵員を輸送して真珠湾に到着し、夏の間中、西海岸から真珠湾及びグアムへ兵員を輸送した。8月にサイパンで空母として短期間訓練を行った後、帰還兵を乗せサンフランシスコへ向かい9月24日に到着する。その後も太平洋艦隊で西海岸から真珠湾に向けての兵員輸送を9月、10月、11月まで行う。「カサブランカ」は真珠湾、エスピリトゥサント島ヌメアから兵員を輸送した。最後の兵員輸送は12月8日から1946年1月16日にかけて行われたサンフランシスコから横浜に向けての物であった。「カサブランカ」は1月23日にバージニア州ノーフォークに向けてサンフランシスコを出航し、2月10日に到着した。その後、同地で6月10日に退役し、1947年4月23日にスクラップとして売却された。

出典

  1. ^ Casablanca”. 2020年12月3日閲覧。

関連項目

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