レールからの解放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/09 18:07 UTC 版)
「2020年以降の経済財政構想小委員会」の記事における「レールからの解放」の解説
2016年4月、将来の社会像「レールからの解放」を発表。戦後の経済成長を支えた、「20年学び、40年働き、20年老後を過ごす」といった新卒一括採用や終身雇用による生活保障や、それに基いて設計された国民皆保険・皆年金などの画一的な日本型経済モデルを「第一創業期」と位置づけ、それらが加速度的に進む人口減少と高齢化の中では通用しないとし、これからの人口減少や高齢化を逆に強みに変える新しい経済社会像、「第二創業期」が必要と主張。「第二創業期」では、人工知能やロボットなどの革新的な技術を経済成長に活用、また、65歳を超えても働く意欲のある高齢者や、仕事と子育てを両立する女性、転職や学び直しなど、年齢や性別等に関係なく、それぞれの価値観とタイミングで自分の人生を選択できる社会を創造。加えて、現在の日本の社会保障は高齢者に給付が中心で、負担は現役世代がしているが、高齢化が進むと更に偏りが大きくなるとして、年齢ではなく、所得や資産に応じた「全世代型」の給付・負担で、社会保障の基本である、本当に助けが必要な人を社会全体が支える仕組みに転換すべきであるとの総論をまとめた。
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