レーザー・レーサー着用選手による世界記録連発
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「SPEEDO」の記事における「レーザー・レーサー着用選手による世界記録連発」の解説
ウィキニュースに関連記事があります。競泳用水着の改善を求める - 日本水泳連盟 北島康介が男子200メートル平泳ぎで世界新、北京五輪でもレーザー・レーサー着用可能になる見込み 日本水連、スピード社の競泳水着の北京五輪での着用を容認 本節の「レーザー・レーサー」という用語は2008年に販売された特定のモデルの水着に限定して使用している。 2008年の北京オリンピックシーズンに向けて投入された新水着「LZR RACER(レーザー・レーサー)」を着用した選手が、次々と世界記録を更新した(2008年7月7日現在、短水路を含め計45以上)。北京オリンピックでのアメリカ合衆国代表選考会では8個の世界新記録と1個の世界記録タイが、日本でも6月のジャパンオープンでこの水着により15個の日本新記録、1個の世界新記録が生まれている。一部では自己記録を4秒以上も縮めた選手もいる。 LZR RACERはアメリカ航空宇宙局・大学や専門家の協力を得て開発されたもので、縫い目が無いのが特徴で抵抗が軽減され、撥水性にも優れる。 一方で、浮力との関係を問題視する声も相次ぎ、国際水泳連盟が調査を表明。結果「優位性の科学的根拠は無く規則にも違反していない」との結論だった。 2008年5月時点では日本水連は前述の通り「SPEEDO」ブランドを持つゴールドウィンと契約しておらず、日本代表選手は北京オリンピックでは着用できず、日本水連は「契約した3社に今後も改良を求める」との立場だった。各社はこれを受け、5月30日に改良型の水着を発表。公式大会などで選手が試用して比較を行ったうえで、日本水連は6月10日に「SPEEDO」水着など、日本水連契約外でも国際水連公認であれば使用を認めることを決めた。 2010年1月にFINAが水着の規定を変更したため、レーザー・レーサーは着用が禁止された。 この騒動の後、SPEEDO社は製品名としてレーザー・レーサーという名前の製品を継続しているが、最新モデルはFINAの規定に準拠した物であり、本節の物とは異なる。
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