リーグ初優勝(2010年)
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「名古屋グランパスエイト」の記事における「リーグ初優勝(2010年)」の解説
グランパスは2010年に、Jリーグ創設18年目にしてリーグ戦で初優勝した。優勝が決定したのは11月20日の第31節で、1シーズン・34試合制に移行した2005年以後では最終節を待たずに優勝が決定したのは初めてであった。最終成績の「23勝」「2位との勝点差10」はいずれも当時のリーグ記録で、「勝点72」もリーグ記録タイであった。 この年のグランパスは勝点差では大差をつけて優勝したが、内訳を見ると「総得点54」「総失点37」はいずれも上位チームには劣っていた。それでも優勝できた要因として「勝負強さ」が挙げられ、それを示すように1点差での勝利は23勝のうち16試合もあった。シーズン通算のグランパスのシュート数「426本」に対して被シュート数は「483本」で、グランパスの方がシュート数が多かったのはわずか11試合であった。先制点を奪った24試合は21勝2分1敗であり、先制点を取って守りきるという展開が多かったことを物語っている。こうした「勝負強さ」に重要だったのが闘莉王の存在感で、数値に見える攻守の貢献のみならず、チーム全体で勝ちに拘る精神的な影響を与えたと考えられた。なお、このシーズンは連敗が一度もなく、また敗戦の次の試合は必ず勝っていた。 2010年 上位5チームの最終成績順位チーム勝点勝数分数敗数得点失点得失点差1 名古屋グランパス 72 23 3 8 54 37 +17 2 ガンバ大阪 62 18 8 8 65 44 +21 3 セレッソ大阪 61 17 10 7 58 32 +26 4 鹿島アントラーズ 60 16 12 6 51 31 +20 5 川崎フロンターレ 54 15 9 10 61 47 +14
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