メントスガイザー(メントスコーラ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 02:10 UTC 版)
「メントス」の記事における「メントスガイザー(メントスコーラ)」の解説
ペットボトルに入った炭酸飲料の中にメントス数粒を一度に投入した際に急激に炭酸が気化し、泡が一気に数mの高さまで吹き上がる現象をメントスガイザーと呼ぶ。この現象はコーラとの組み合わせが良く知られているが、ダイエットコーラでない普通のコーラの場合、噴出高は低くなる。メントスを入れた状態でペットボトルのフタを閉じるとペットボトルが破裂する危険がある。 メントスガイザーは「科学男」ことスティーブ・スパングラー(en)によって広められたのに加え、ディスカバリー・チャンネルで放映されたテレビ番組『MythBusters』(『怪しい伝説』)の2006年8月9日米国放送分の主題となり、素人科学実験の流行をもたらした。 コーラに塩や砂を入れると泡が激しく出る現象は昔から知られている。また、ビールに塩を振りかけた場合にも泡が出てくる事象が観測される。また、コーラにラムネを入れる実験が『探偵!ナイトスクープ』で紹介されたこともある。最大のメントスガイザーは『怪しい伝説』の番組中で特製のノズルを用いて噴出させたもので、高さは23フィート(約7m)に達し、スティーブ・スパングラーによる18フィート(約5.5m)の記録を破った。この番組ではメントス以外にもさまざまな物質を試し、岩塩で34フィート(約10.4m)の記録を出している。 メントスガイザーの映像は2005年の後半ごろからYouTubeやGoogle Videoなどの動画共有サイトで公開されており、日本でも「メントスコーラ」や「メントス爆弾」といった名称でインターネット上で知られている。2006年6月頃に白衣をまとった二人組の男性(EepyBird)のユーザー「No.137」が噴水の様に吹き上がる映像をYouTubeで公開したことで、この現象が広く知られるようになった。 2006年7月にはメントスの発売元であるVan Melle社のアメリカ法人がこの現象を「メントスガイザー(Mentos Geyser)」と名付け、YouTubeと提携してメントスガイザーの動画コンテストを開催した。『ガイザー(geyser)』は英語で間欠泉の意。 メントスと炭酸飲料を利用して「メントスロケット」を作ることも出来る。例として2リットルのペットボトル炭酸飲料に数個のメントスを投入、改造した栓をして瓶をよく振り栓が下になるように地面に投げつける。このとき栓が外れれば、コーラのビンはロケットのように飛んでいく。メントスロケットの映像もインターネット上に多数投稿されている。
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