メントとカリプソの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 17:32 UTC 版)
メントはしばしば、トリニダード・トバゴのカリプソと混同される。これは、アメリカのレコード会社が、主にカリプソや「kalypso」(スペル違い)、時には「メント・カリプソ」などといういい加減なタイトルを付けて販売したために起こった。これは、カリプソのほうがメントよりも断然知名度があったという事情もある。 ハリー・ベラフォンテの「バナナ・ボート」は、カリプソとして売り出されたが、実際には原曲はメントである。 メントもカリプソも類似性があり、厳密なリズムの定義や楽器編成による区別ははっきりしない。 カリプソは日本の浪曲のように歌う新聞(しんもん)読みの性質があったため、歌詞が長く、カリプソ・ウォーの伝統があるためテンポは比較的早い。一方メントは、カリプソと同様に貧困や社会問題への批評について歌われるが、穏やかなものが多い。性的なトピックもより控えめである。テンポはカリプソに比べるとゆったりとしている。
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